トップ > 中日スポーツ > サッカー > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【サッカー】

金崎の先発復帰が濃厚 鹿島、きょうマメロディ・サンダウンズ戦

2016年12月11日 紙面から

マメロディ・サンダウンズ戦を前に調整する鹿島・金崎(手前)ら=大阪市で

写真

 Jリーグのチャンピオンシップ(CS)を制して開催国枠でクラブワールドカップ(W杯)に出場している鹿島は11日、大阪・吹田スタジアムでアフリカ王者のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)との準々決勝を迎える。オークランド(ニュジーランド)との初戦から中2日の過密日程のため、前日会見に出席した鹿島の石井正忠監督(49)は先発メンバーの一部入れ替えを示唆。左足首痛で初戦はベンチスタートだったFW金崎夢生(27)の先発復帰が濃厚となった。

 鹿島のエースストライカーが先発に復帰する。冒頭15分だけ公開の前日練習で、金崎はフルメニューをこなしたという。練習後に負傷している左足首について問われると、「どう見える?」とニヤリ。報道陣に逆質問する余裕を見せた。

 石井監督も「今日もトレーニングをした。非常に日に日に良くなっている。(試合に)出る意欲はすごくある。これから見極めて判断したい」と先発起用に向けて前向きだった。金崎は初戦のオークランド戦ではベンチスタート。前線の主軸を欠いた鹿島の前半の戦いは低調に終わった。

 指揮官も「非常に前半の戦い方が良くなかった。先制される可能性もあるので、反省して戦い方を変えたい。メンバーも代える必要があれば替える」と言った。中2日の過密日程。主将で37歳のMF小笠原も腰を痛めており、中盤の構成も変わりそうだ。

 金崎はCS準決勝から4戦4発と存在感を増している。野性味あふれる点取り屋がスタートからどう猛に襲いかかれば、相手にとっても厄介で、マメロディ・サンダウンズのモシマネ監督も「鹿島には誰もが知っているストライカーがいる。クロスからの攻撃も多い」と警戒した。エースの帰還が最も脅威となる。

 金崎は「開催国代表としての責任がある」と何度も繰り返してきた。浦和とのCS決勝・第1戦(11月29日・カシマ)で負傷した左足首も驚異の回復力で克服してみせた。目標の決勝戦進出まであと2勝。復活したエースがゴールという目に見える結果でチームを導く。 (占部哲也)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ