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【プロ野球】

菅野、WBCで新球テスト シーズンのために実戦で磨く

2016年12月11日 紙面から

警察署長の制服を着て敬礼する菅野=相模原市立横山小学校で(園田佳子撮影)

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 巨人の菅野智之投手(27)が今オフの習得を目指しているチェンジアップとフォークを、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で積極的に実戦テストしたい考えを明かした。

 「WBCで使えないとシーズン中も使えない。チェンジアップは、フォークが良くても悪くてもどのみち習得したい」

 10日、地元である神奈川県相模原警察署の一日署長を務めた右腕は、交通安全を呼びかける一方、新球習得までの道筋を整えた。自主トレでは、日本のボールよりも滑りやすいとされるWBC公認球にとにかく「触る」。触って慣れて、本番で新球をモノにする。いい感触を手にして、レギュラーシーズンへ。これが思い描く来季の流れだ。

 相模原市の横山小で行われた「セーフティーリーダー任命式」では、りりしい制服姿で自転車用ヘルメットの着用などを呼び掛けた。「小さいころに2度、大きな交通事故を経験しました。1回目は骨折、2回目は意識がなかった。交通事故は家族や友人に悲しい思いをさせること。交通安全に対しての意識を皆さんに高めてもらえればうれしい」とあいさつした。

 契約更改時に休息宣言したエースは「こういう活動で『オフだな』と思うけど、同時に『次のシーズンが始まるな』という気持ちになる。たくさん休んだので徐々に上げていきます」と、強い気持ちをにじませた。 (園田佳子)

 

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