宇都宮弁護士「自民党がしっぺ返しで嫌がらせをしているよう」小池知事の手腕に期待

2016年12月10日10時0分  スポーツ報知
  • 都議会本会議を傍聴した宇都宮健児弁護士

 7月の東京都知事選で立候補を直前に取りやめた日弁連元会長の宇都宮健児弁護士(70)が、8日の東京都議会定例会の本会議で行われた一般質問を約6時間傍聴した。自民党都議が小池百合子知事(64)に対して厳しい質問を浴びせる様子に「今回の定例会は自民党がしっぺ返しで都知事に嫌がらせをしているようだった」と感想を述べた。

 傍聴席中段で議論を見守った宇都宮氏は、自民党の三宅正彦都議(44)の質問に顔をしかめた。2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場見直しをめぐり、小池氏が「大きな黒い頭のネズミがいることが分かった」と発言したことについて前日の代表質問と同様、「黒いネズミ」が誰なのかと再度問いただしたのだ。

 小池氏は「古い体制」と交わしたが、宇都宮氏は「自民側が、昨日(7日)の当てつけをしているように見えた」。「黒いネズミ」については「長らく都知事を務めた石原慎太郎さんや都議会の実力者を指しているのではないか。またそれに群がるゼネコンも同じ」と推測した。

 豊洲市場(江東区)の主要建物下に盛り土がされていなかった問題について、都は当時の都幹部12人を減給の懲戒処分にし、退職者6人に減給相当額の自主返納を求めると発表。これに対し、宇都宮氏は「いつ、誰が指示をしたのか、まだ都民に説明されていない。やはり当時の知事である石原さんが責任をとらなくてはならない」と糾弾し、強い捜査権限を持つ百条委員会の設置を求めた。

 都知事選では、民進党をはじめ野党4党がジャーナリスト・鳥越俊太郎氏(76)の擁立を決めたため、告示日前日に出馬断念に追い込まれた宇都宮氏。これまでの小池都政を振り返り「よく頑張っていると思う。都民も都政に関心を抱くようになった。築地市場移転延期も勇気ある決断。問題の落としどころは難しいが、小池さんの手腕に期待したい」と評価していた。

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