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 トルコのイスタンブール中心部で10日夜、大きな爆発があり、ロイター通信によると29人が死亡し、160人以上が負傷した。トルコメディアによると、爆発があったのはトルコのプロサッカーチーム、ベシクタシュが本拠とするサッカー場の近くで、爆発は2度あったという。

 この日はプロサッカーの試合があったが、爆発は試合終了から2時間後に起きた。現場近くの住民によると、爆発後、複数回にわたって銃声も聞こえた。詳細は不明だが、サッカー場近くに停車していた警察車両を狙って、爆弾を積んだ自動車が爆発したと報じるメディアもある。

 トルコ政府は爆発後、この爆発について、一時、報道禁止命令を出した。(イスタンブール=春日芳晃

■仏大統領「力を込めて避難する」

 フランスのオランド大統領は11日未明、「多くの犠牲者を出したイスタンブールでのテロを、力を込めて非難する。新たな試練に見舞われたトルコに対し、フランスはあらゆる支援をしていく」とする声明を出した。大統領府(エリゼ宮)を通じて発表した。(パリ=青田秀樹)