多くのノートパソコンが搭載しているIntelのCPUでは、ハイスペック指向のCore i7、エントリーユーザ向けのCore i3などといった様々な種類があることを知っていますか? これらCore iシリーズは、家庭向けのほとんどのノートパソコンに搭載されているといってもいいですね。
でも、家庭向けに1台パソコンがほしい…と考えたとき、Core i3では少し物足りなさを感じることがあります。とはいえ、Core i7のノートパソコンは高価で手が出しにくいもの。
今回は、そんな悩みをもつあなたへ、おすすめのCore i5搭載ノートパソコンをご紹介します!
Core i5のおすすめノートパソコン
レノボ(Lenovo) V310 80SY02A7JP
メモリ4GB、500GBのHDDを搭載した、エントリユーザーからミドルユーザー向けのノートPCです。学生のレポート作成や、お仕事などのオフィス用途、ネットサーフィンを快適に行うために必要十分なスペックだといえますね。
購入後にメモリのアップグレードやHDDの交換(HDD→SSD)などを簡単に行うことができますから、少しハードな作業でもこなすことが可能になります。購入後に自分好みにチューンナップできる点もいいですね。
エイスース(ASUS) ZenBook UX390UA-256G
8GBのメモリと、256GBのSSDを搭載したノートパソコンです。SSD搭載パソコンはやはりサクサクと動いてくれ、フリーズもHDD搭載モデルと比べて少ないという特徴があります。
メモリも、8GBも搭載していれば、一通りの作業をこなすことにまったく支障ありません。このパソコン1台で、オフィスユースから簡単な動画編集まで、ひととおりの作業を行うことができますよ。
どんなときも役立つオールラウンダーのPCがほしい、という方におすすめです。
アップル(Apple) MacBook Pro with Retina Display MF839J/A
Retina DisplayのRetinaとは、「網膜」を意味しています。私たち人間が網膜を通じて見ている映像は、不自然なドットなどや切れ目がなく、連続的になっていますよね。
Mac Book Proに搭載されているRetina Displayも同じです。従来の液晶パネルに見られるようなドットが見えないほどの高精細なディスプレイを使うことで、目が疲れにくくなりますよ。
メモリは8GB、128GBのSSDも搭載されていますから、速度も処理能力もばっちりです。
アップル(Apple) MacBook Pro with Retina Display MLL42J/A
いまホットな話題となっている新しいMac book Proのご紹介です。新たに搭載されたTouch Barは、タブの切り替えやショートカットキーとして、よりパソコンの操作を楽にしてくれますよ!
インターフェースも一新されて、あらたにUSB-Cが並んだシンプルなスタイルになりました。充電も、データのやりとりもすべてこのUSB-Cで行えます。モバイルバッテリーからの充電もできるので、外出時にも便利ですね!
新しいものがすきな方、ぜひ検討してみてくださいね!
Core i5とi7の違い
CPUコアってなんだろう?
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CPUコア(Core)とは、名前のとおり、CPUの中枢部分のことです。Core i5も、Core i7もクアッドコアといい、4つのコアをもっているCPUになります。
Windows 95や98を使っていたような時代では、CPUのコアは1つというのが常識でした。ところが、Windows Vistaが出はじめた頃に、Core 2 DuoなどといったCPUコアを2つもたせたCPUが登場したのです。
CPUコアが2つあれば、同時に2つの処理を行うことができるようになります。つまり、単一コアの従来のモデルよりも、より高速な処理が可能になるのです。
Core i5もCore i7も、このコアを4つ搭載しています。Intel製CPUを搭載した家庭向けノートパソコンでは、最大CPUコアは4つですから、CPUコアだけみれば、どちらも最高スペックのものであるといえますね。
スレッドとは? Core i7の HTってなんだろう?
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Core i7シリーズに搭載されているIntel Hyper Threading Technology(HT)を使えば、1つのコアで同時に2つの処理を行うことができるようになります。この技術は、1つのCPUコアで2つの作業を行ってしまおうというものです。
CPUコアが人間の頭だとしましょう。人間の頭には右脳と左脳があります。これらがそれぞれ独立して動くとすれば、1つの頭で2つの処理ができるようになりますよね? このような考え方をCPUに組み込んだものです。
もちろん、現実には右脳と左脳は独立しているわけではありませんが、HTとは、CPUのコアのうち、余っているパワーを有効に活用するための技術だと考えてくださいね。
L3キャッシュが8MBのCore i7、6MBのCore i5
Third Level Cache Memory(L3キャッシュ)とは、CPUに内蔵されているメモリのことを指します。Core i5/i7には、L1キャッシュ、L2キャッシュ、L3キャッシュの3つのキャッシュメモリが内蔵されています。
キャッシュメモリの特徴は、読み書きの速度が非常に速いということ。CPUが処理するべきデータを一時的に保存しておく領域です。メインメモリよりも優先的に、重要なデータを保存する領域なので、大きければ大きいほどいいですね。
Core i5のCPUでゲームはできる?
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これはとても難しい問題です。一般に、ノートパソコン用のCore i5は、デスクトップ用のCore i3と似たような性能であるといわれています。つまり、現行のデスクトップのCore i3で動くゲームであれば、Core i5でもプレイできるといえます。
例えば、根強い人気のあるMicrosoft Flight Simulator Xは、2006年に発売されたゲームです。この時代で比較的性能の高いCPUはCore 2 Duoですが、ノートパソコンCore i5の性能が、Coer 2 Duoよりも遥かに高いことは間違いありません。したがって、このゲームはプレイできるといえます。
しかし、2015年発売のgrand theft auto(GTA)などでは、推奨スペックはCore i5 3470以上となっています。つまり、ノートパソコン用のCore i5では快適にプレイすることは難しいということです。
最新のCore i5のノートパソコンでは、ゲームをプレイできるかどうかを考えれば、「できる」といえます。しかし、ゲームが快適にプレイできるかと考えれば、「ゲームによる」と言わざるを得ません。
ゲームうプレイする目的でノートパソコンを買うのであれば、ゲーミングノートパソコンを買うのがいいですね。