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中日と巨人が獲得調査中のオーレンドルフとは?超高学歴投手で、メジャー30勝右腕。

野球 スポーツ
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どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯より、野球が好きでな。
今オフの補強についてもいつも楽しみにしている。

さて今回は中日が獲得に乗り出しているとされる、ロス・オーレンドルフという選手について紹介したい。
実は巨人も獲得しようとしているのだが、巨人はちょっと欲張りすぎだ。

ロス・オーレンドルフとは

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ロス・オーレンドルフは現在中日と巨人が獲得を目指している元シンシナティ・レッズ所属の投手だ。
主な実績としてはメジャーで80試合に登板して30勝をあげている。

現在はフリーエージェントになっていて、オーレンドルフ自身も所属先を求めている段階だ。

これまでダイヤモンドバックス、ヤンキース、パイレーツ、レッドソックス、パドレス、ナショナルズ、レンジャーズ、レッズと慌ただしく球団を渡り歩いてきた、さすらいのピッチャーでもある。

生年月日 1982年8月8日 (才)
身長 193センチ
体重 109キロ
ポジション 投手

ゴトー's Eye

後ほど紹介するように、オーレンドルフは超高学歴の投手だ。
実力よりも学歴に目が行ってしまうし、日本の野球にどのように馴染むのかが気になる。

賢さ ★★★★★
実力 ★★☆☆☆
期待度 ★★★☆☆

オーレンドルフの経歴

アマチュア時代

オーレンドルフのアマチュア時代を知っている日本人はほとんどいないはずなので、アメリカ版のWikipediaを翻訳した。↓

オーレンドルフはテキサス州オースティンに生まれました。彼の家族はテキサスにロングホーンの牧場を経営しており、オーレンドルフもそれを手伝っています。
オースティンのセント・スティーブンス監督高等学校を2001年に卒業し、バスケットボールと野球の二つの競技に取り組んでいました。

大学ではプリンストン大学で経営工学や財政学を専攻。それと同時にプリンストンタイガースという大学のチームでもプレーしていました。2002年にはアイビーリーグの新人王を獲得。アイビーリーグの2部の3位で、防御率は3.02、成績は6勝2敗となっています。
140ページにも渡る論文も書いていて、それは1989年から1993年にかけてのメジャーリーグのルール5ドラフトの金銭的成功から、将来への投資について考察したものです。

オーレンドルフは2006年にプリンストン大学から学位を取得しましたが、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのファームのシステムについても研究しています。彼は大学スポーツでの高いパフォーマンスと研究分野による高い学術成果を両立させたとして、大学からジョージミューラー賞を受賞しました。
論文では、メジャーリーグのドラフトからの投手収益率を実証するためのサイバーメロリクスを使用しています。

プリンストン大学というのは世界でも有数の名門大学で、オーレンドルフはそこで高い学術成績を残していたらしい。
プロ野球で言うと兄弟の田中英祐に近いのかもしれない。

プロ時代

2004年にダイヤモンドバックスと契約してプロ入り。
2006年には3Aに昇格し、オフにテキサス大学財務部のインターンシップに参加している。

2007年にランディ・ジョンソンとのトレードで、オーレンドルフ他3人とセットでヤンキースに移籍。
その年の9月にメジャー昇格し、この年は6試合に登板。

2008年にパイレーツに移籍。
2009年がキャリアハイの成績で11勝10敗をあげてキャリア唯一の二桁勝利。
メジャー史上40人目の「9球で打者3人を3三振に抑える」ことを達成し、オフに農務省のインターンシップに8週間参加している。

翌年は1勝11敗という悲惨な成績でもあり、打球が頭部に直撃するなど散々な年となる。

2011年もシーズン1勝に留まると、放出されて、レッドソックスに移籍。
それ以降は登板機会も減り、毎年のように所属球団が入れ替わり続けている。

2015年から出場機会を増やしていて、その年は21試合に登板して3勝1敗7ホールド、防御率3.72となかなかの成績。

2016年にはキャリア最多登板となる64試合に登板して、5勝7敗2セーブ3ホールドをあげている。

選手としての特徴

これもアメリカ版のWikipediaの翻訳↓

オーレンドルフは89マイル(143キロ)~92マイル(148キロ)のシンキング・ファストボールをよく使い、80マイル前半のスライダーやチェンジアップも使います。
2013年と2014年は怪我によって離脱したこともあります。

彼は古いワインドアップ投法で、ボールを握るまで手とグローブが離れています。(ボールはグローブに残ったまま、セットしたときに素早くボールを握ります)

人物

弟のチャドもプリンストン大学に在籍していて、投手として野球に取り組んでいます。

2006年にはテキサス大学財務部のインターンシップに、2009年には農務省へ8週間のインターンシップにも参加しています。

2010年にはSporting Newsによる「最も賢いアスリート」で3位に選ばれています。これは投手のクレイグ・ブレスロウ、アメフトのミーロン・ローレに次ぐものとなっています。

メジャーでの成績

年度 登板 勝利 敗戦 セーブ ホールド 防御率
2007 6 0 0 0 1 2.84
2008 30 1 4 0 4 6.46
2009 29 11 10 0 0 3.92
2010 21 1 11 0 0 4.02
2011 9 1 3 0 0 8.15
2012 13 4 4 0 0 7.77
2013 16 4 1 0 1 3.28
2015 21 3 1 1 7 3.72
2016 64 5 7 2 3 4.66
通算 209 30 41 3 16 4.82

2009年に二桁勝利をあげたのは素晴らしいが、それ以降は結構悲惨な防御率になっている。
2013年以降はそれなりに安定している。

中日と巨人が獲得調査中

12月8日時点では12球団で巨人だけが獲得に動いていたが、12月11日には中日も獲得競争に乗り出していることがわかった。

昨日の報道で巨人はカミネロの獲得が決定的になったとしていたから、さすがに巨人は獲得しないだろうと思いたい。
これでオーレンドルフまで取ったら俺は正直引くね。

中日はメジャーとトラブルがあって出禁になっているという話があるが、どうなんだろうか。

ちなみになぜ出禁になっているのかというと、タイロン・ウッズの代理人と揉めたせいで、MLBの代理人に「中日とは契約するな」と言い広められたこと、そしてマーリンズに所属していたケビン・ミラーの獲得をめぐる「ケビン・ミラー問題」の二つが主な原因らしい。