「バントの失敗が目立つ」
もしかしたら練習に工夫が必要かもしれませんよ!
〇試合でバントが決まらないのは練習が悪いからかも!?
今日はバントについてお話したいと思います。
私は基本的には打って勝ちたいのですが、やはり時にはバントという作戦を取ることもあります。
一見簡単そうに見えるバントですが、練習を繰り返さないとなかなか決まりませんよね。
今日はバントの指導方法についてお話したいと思います。
〇バントの指導は段階を踏んでやろう!
①テニスボールバント
…テニスボールを用いて、二人一組で行います。
ティーバッティングのように正面から緩くトスをし、それを下半身をしっかりと使ってバントをします。
守備はつけないので、ポンポンポンポンどんどんと行い数をこなします。
テニスボールでやるとバットの芯より地面側に当てないと簡単にポップフライになるので、ミートポイントが確認できます。
もちろんこの練習の際にファースト側、サード側にしっかりと角度をつける練習をし、セーフティバントやスクイズの練習もします。
なぜテニスボールから始めるかというと、バントが下手な子や低学年の子だと恐怖を感じることがあります。
テニスボールで緩い球を練習することによって恐怖を無くし、しっかりと型を身に着けることができます。
柔らかいボールであればテニスボールではなくとも良いとは思います。
ちなみに私はテニス部からいらなくなったボールを大量にもらっていました。
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②スローピッチバント
…テニスボールでできるようになったら3人組でバント練習を行います。
ここでもまだ近い距離からスローピッチでピッチャーは投げます。
バントする側はしっかりと角度をつけて行い、守備についている人を狙ってバントします。
ファースト側、サード側、セーフティバント、スクイズと10球程度行い交代します。
③通常のバント練習
…スローピッチバントで行った内容をある程度のスピードボールで行います。
この練習をした際に腰が引けてしまったり、下半身が使えず手だけのバントになってしまったりした場合は①②に戻ることをおすすめします。
そして、ここでもできるようになったらケースバッティング等の実践練習でどんどんやれると思います。
〇速い球だけでやってもなかなか上手にならない!
以上①~③ですが、よく③ばかりやっているチームを見ます。
出来る子、センスのある子は③の速いボールでの練習だけで上手になっていくのですが、そうではない子は③だけで上手になることはなかなか難しいです。
①→②と段階を踏んでいくことによって下手な子が劇的に上手になっていきますから、ぜひ取り入れてみてください。
また、上手な子であっても、慣れてくると手だけでやろうとしたり、雑になったりすることもあるので、①→②はときどき取り入れて基礎を大事にする必要があると思います。
また、バントのポイントも挙げておきますので、指導の際に利用してみてください。
・手だけでボールを追わない。下半身、膝を使う。
・最初の構えはストライクゾーンの高め。そこより高いボールはやらない。
・バットを引いたり、押したりしない。当てるだけ。
・基本はバッターボックスの前に立つが、塁線を狙うのが下手な子はバッターボックスの後ろでやると決まりやすい。
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