(^^)/ インスタント麺の液体スープを、ふたの上に置く必要があるのでしょうか?ど文系がお送りします。
インスタント麺の液体スープ、ふたの上に置きますか?
インスタント麺は、液体スープをふたの上に置くことになっています。何で?
液体スープを温めるためだとしたら、液体スープは温まっても、容器の中の温度が下がるから、意味がないですよね。液体スープが1℃温まれば、容器の中は約1℃下がります(たぶん)。
それとも、液体スープが温まり、かつ中の温度が下がらない、手品が起きているのでしょうか?
薬学部生に聞いたみたところ、次のような答えが返ってきまいた。
例えば(普通あり得ませんが)、液体スープの袋を容器内のお湯の中に入れた場合、熱がスープ側に移動して温まるのと同時に、それと同じだけの熱がお湯から失われるので、差し引きゼロとなり出来上がりは変わらないと思います。
ですが今回の場合、スープの袋をフタの上に置いているので、お湯との直接的な熱のやり取りは無くなります。この場合に液体スープを温めるのは、本来外に逃げていくはずだった熱と考えると、熱量のロスを減らしていると言えるので、若干温かいスープになるのではないでしょうか?
納得のいくような、いかないような……
「液体スープを温めるのは、本来外に逃げていくはずだった熱」なのでしょうか?
液体スープが、外に逃げていくはずだった熱Aを効率よく回収するのは分かるのですが、熱Bもありますよね? お湯から上がり、ふたで跳ね返ってぐるぐる回転するような。すると、冷たい液体スープは、熱Bも回収してしまうから、結局熱を交換しているだけのような気もします。
熱Aと熱Bの比率が問題なのかも知れませんが。
液体スープの脂を溶かす説も
検索すると、冬場などに固まりやすい、液体スープ内の脂を溶かすためという説が出てきました。
ただ、少なくとも試したカップ麺では、脂が固まるような液体スープではないんですよね。これが、とんこつラーメンなんかであれば、脂が固まることもあるような気がしますが。
海外ではどうやっているのか?
英語圏では、カップ麺の液体スープをどう扱っているのか調べてみました。
出典:https://jp.pinterest.com/garverabbey/diy-cup-noodles/
すると、こんな画像ばかり出てきて、驚きました。何でもガラス瓶に入れちゃうんですね。日本人から見ると、違和感があります。麺は陶磁器でしょう。
ようやく見つけ出した動画。主(ぬし)がのろいので、冒頭をご覧になったら、途中を飛ばして、1分20秒ぐらいから見てみてください。
ちょっとイレギュラーな作り方でした(笑) やかんの帯びた熱、重力だけでなく、粘着力も使って、麺の温度を維持しているんですね。科学的と言えば、科学的。主がほんとうに見せたいのは、2分8秒のあたりですね。
英語圏はあまりカップめんを食べないのかと思い、1人あたりのインスタント麺消費が、世界最多という韓国を調べてみました。
ユーチューバーが扱う題材や、動画の進行、雰囲気が、日本とそっくりであることが、分かりました←
(まとめ)インスタント麺の液体スープ ふたの上に置く必要あんの?
・外気に逃げてゆく熱を、何割か回収できるので、温かいインスタント麺ができるかも知れない。
・脂分が多い液体ス-プに限っては、脂を溶かす効果があるかも。
以上、センター試験は「化学」だったものの、ほとんど勘で解いていた、ど文系がお送りしました。挫折したのは、モルの辺りです。じゃーな(^^)/