1. 原口元総務相、骨の難病と公表 遺伝性、骨折で入院
佐賀1区選出の民進党衆院議員、原口一博元総務相(57)は10日、自身のホームページ(HP)で、検査の結果、遺伝性の骨の難病と診断されたことを公表した。関係者によると、骨が折れやすくなる国指定の難病の骨形成不全症とみられる。原口氏は11月下旬に自宅で転倒。右腕などを骨折し入院中という。
原口氏はHPで、親族らへの影響もあり遺伝性難病の公表は「困難を極める」と心情をつづった。その上で、難病を解決するためにはデータの蓄積が必要などとして公表に踏み切ったとした。
原口氏は2014年12月の前回衆院選で、自民党候補を僅差で破り7選を果たした。
2. 次期米国務長官にエクソン首脳か 最有力と米主要メディア
【ワシントン共同】米主要メディアは9日、トランプ次期政権で外交を担う国務長官に米石油大手エクソンモービルのティラーソン会長兼最高経営責任者(CEO)(64)が最有力候補として浮上したと相次いで報じた。経済てこ入れを重視するトランプ氏は、為替や貿易政策を巡り中国などを批判、厳しい経済交渉を行うことも予想され、経営者の登用を積極的に検討しているようだ。
トランプ氏は9日、国務長官候補だった元ニューヨーク市長のジュリアーニ氏が政権ポストを辞退したとの声明を発表した。
3. 朴氏罷免の可否、1月に結論も 韓国憲法裁、審理急ぐ
【ソウル共同】韓国の朴槿恵大統領の親友、崔順実被告による国政介入疑惑を巡り、国会が朴氏の弾劾訴追案を可決したことを受け、朴氏の罷免の可否を判断する憲法裁判所は10日、本格的な検討手続きに入った。憲法裁は朴氏側に16日までに答弁書を提出するよう要求、審理を急ぐ姿勢を見せており、早ければ来年1月に結論を示すとの見方も出ている。
ソウル中心部では10日午後、朴氏の即刻退陣を求める大規模集会が開かれる。数十万人の参加が見込まれ、ソウル行政裁判所は3日の集会に引き続き、大統領府から約100メートル手前までのデモ行進を認めた。
4. ロシア、トランプ氏勝利狙い干渉 サイバー攻撃で、CIA分析
【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は9日、ロシアが米大統領選で共和党のトランプ氏を勝利させることを狙い、サイバー攻撃などで選挙に干渉したと結論付ける極秘の分析結果を中央情報局(CIA)がまとめたと報じた。
シュルツ米大統領副報道官は9日、オバマ大統領が2008年以来の大統領選への干渉を狙った外国政府などによる「悪意ある」サイバー攻撃を徹底調査し、来年1月までの任期内に結果を報告するよう指示したと明らかにした。
今回の大統領選を巡っては、民主党のコンピューターがハッキングされ、流出したメールが内部告発サイト「ウィキリークス」などに暴露された。
5. 福島と宮城結ぶ鉄路再開 大震災から5年9カ月ぶり
東日本大震災の津波で駅舎や線路が流され、不通になっていたJR常磐線の相馬(福島県相馬市)―浜吉田(宮城県亘理町)の23.2キロの運行が10日、再開した。仙台市と福島県北部の沿岸地域が2011年3月の震災以来、5年9カ月ぶりに鉄道で結ばれ、地元住民の足として復興を後押しすることが期待される。
JR東日本によると、再開される区間にある6駅のうち、新地(福島県新地町)、坂元、山下(いずれも宮城県山元町)の3駅は内陸に最大で約1.1キロ移設された。
今回の再開で、常磐線の残る不通区間は福島県内の竜田(楢葉町)―小高(南相馬市)だけになった。