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「あ、華、おはよー」
「ん、おはよう」
今、私に声をかけてくれたのは、同じクラスの一巴 砂雪。私の親友だ。推しライダーは仮面ライダー鎧武。仮面ライダー鎧武は、2013年に放送された、「ライダー戦国時代」のキャッチコピーで、戦国武将と果実をモチーフにしたライダーで、ダンスシーンや、熱い戦い、そして、数多くのライダーが魅力的な作品なの。
「いやー、今日は遅刻かと思ったよー」
「あはは、今日はじゃなくてー、今日もでしょ?」
「もーっ、砂雪のいじわるっ!」
いつもの風景、いつもの会話。しかし、こんな日常に――
「きゃーっ!」
「何!?」
近くで女の人の悲鳴が聞こえた。
「華、もしかして、あいつらじゃない?」
「かもね。とにかく行ってみよう!」
たしか、ここらへんの路地から聞こえたはず!
「砂雪! いた!」
そこには――怪人がいた。
「やっぱり! 華、変身するよ!」
「……また遅刻しちゃうよー!」
「文句言わないのー! 私だって遅刻しちゃうんだからー!」
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