花粉症や風邪でもないのに、クシャミや鼻水が止まらない。そんな経験はないでしょうか?実は、その症状はハウスダストアレルギーの可能性が高いのです。そこで、ハウスダストアレルギーの症状を詳しく紹介しましょう。
花粉症に似た症状
目がかゆかったり、鼻水が出たりして「花粉症になったのかな?」と思う事があると思います。しかし、そのような症状はハウスダストアレルギーの症状でもあるのです。
目が充血!かゆみも感じる?
ハウスダストはほこりの中に存在するダニの死骸や排泄物などです。このハウスダストの詳しい症状や治し方などを知りたい方は下のリンクをクリックしてみて下さい。ハウスダストアレルギーになる原因や対策法などが詳しく紹介されています。
そして、このハウスダストで、なぜ目が充血をするのか?それは目が外部にさらされている部分だからです。外部にさらされているという事はアレルゲンと呼ばれているアレルギーを引き起こす抗原物質の侵入を許してしまうのです。
この抗原物質が侵入しようとすれば、体内では侵入してきたものを異物と判断して退治しようとします。しかし、この退治しようとする時に発動される症状がアレルギーとして出る訳です。そのためハウスダストアレルギーや花粉症というのは、目に侵入してくるのがハウスダストと花粉の違いというだけで、発症してしまう原理は同じという訳です。
透明な鼻水が止まらない
風邪をひいた訳でもないのに、透明な鼻水が止まらない症状も花粉症と似たものでハウスダストアレルギーと気づかない方がいます。鼻水が止まらなくなるのは、目の症状と原理は同じで、侵入してくる物を異物と判断して体の防衛反応が起きて鼻水が出てしまうのです。
鼻毛である程度の異物は防いでくれますが、鼻の穴はつねに開いている状態なので、外部の侵入を許しやすい所と言えるでしょう。
風邪に似た症状
花粉症でもクシャミが出る場合はありますが、多くの方は目の充血や鼻水のイメージがあります。そのため、クシャミが止まらなくなったら風邪と勘違いする方がいますが、実はハウスダストアレルギーでもクシャミが出るようになるのです。
クシャミが止まらない
ハウスダストアレルギーでクシャミが出るのも、異物を退治しようとする体の防衛反応のために起きるものです。体内にはあらゆる所に粘膜があって、この粘膜に異物が付いてしまえば退治するのが難しくなります。
そこで起きるのが、クシャミによって粘膜に付いた異物を体内から追い出そうとする訳です。人間の体とはよく出来たものですねと言いたくなりますが、過剰に反応してクシャミをするので、あまりよく出来てないのかもしれませんね。
発熱が続いてしまう
風邪の特徴は、何と言っても頭が痛くなるほど熱くなる発熱でしょう。実はハウスダストアレルギーでも発熱が起きてしまう事があります。これは、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎が原因になって発熱を引き起こすと言われています。
これは異物と判断した物を熱によって増殖させない為と言われており、異物を退治する白血球は発熱したほうが活発になるからと言われています。つまり、異物を退治しやすくするために発熱するという訳です。
その他の症状
ハウスダストアレルギーの恐ろしい所は、風邪や花粉症に似た症状以外にも、発症してしまうものがあります。それがアトピー性皮膚炎です。ハウスダストで皮膚炎を起こすのは、子供の場合が多いと言われています。なぜ、お子さんが発症しやすいのかと言えば、お子さんは肌のバリア機能が弱いからです。
肌のバリア機能が弱いので、ハウスダストによって皮膚炎を起こしてしまうのです。この皮膚炎も異物の侵入を防ごうとして、必要以上に防衛反応が起きてしまうのが原因です。ハウスダストアレルギーの症状の多くは、家を清潔にすれば良いのですが、皮膚炎になった場合は病院へ行って治療する必要があります。
ハウスダストアレルギーの症状のまとめ
ハウスダストアレルギーの症状を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?このハウスダストアレルギーは、花粉症・風邪・アトピーなどの症状と似ているので、多くの方はハウスダストが原因と気づかない時があります。
外出しないで、家の中にずっといる時に、このような症状を起こした時はハウスダストアレルギーの症状の可能性が高いです。ハウスダストアレルギーが起きるようになったのは、家の機密性が増した事が原因と言われています。家の機密性が増した事によって、外の気温に左右されない代わりに、家の中にあるハウスダストが外へ出にくくなったのです。そのため機密性の高い家に住んでいる方は、こまめに換気をしたり掃除したりしたほうが良いでしょう。