ヘリ墜落で不明の兵士、2週間ぶり生存確認 インドネシア
2016年12月10日 15:46 発信地:ジャカルタ/インドネシア
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【12月10日 AFP】インドネシアで、2週間前にジャングルの奥地に墜落した軍用ヘリコプターに搭乗していた兵士1人の生存が確認された。軍報道官が9日、明らかにした。
軍報道官によると、ヨハネ・シャプトラ(Yohanes Syahputra)さんは8日、弱り果てているところをカリマンタン島(Kalimantan Island、別名:ボルネオ島、Borneo Island)の地元住民に発見された。両手両脚、腰をけがしており、長い間食べ物を口にしていないために衰弱していた。
軍によると、シャプトラさんの他4人が搭乗していたヘリコプターは11月24日、ボルネオ島に広がるジャングルの奥地で消息を絶った。
マレーシア国境付近にある軍駐屯地への物資輸送任務中に墜落した機体の残骸は3日後の27日に発見された。
軍によると、搭乗していた5人のうち3人が死亡し、1人が生きて救助された。墜落現場は着陸困難な場所だったため、生存者を救出するにはロープを使って引き上げるほかなかったという。
しかしシャプトラさんだけが見つからず、墜落現場は人を寄せ付けない地形だったので、死亡したのではないかとみられていた。
地元メディアによると、シャプトラさんは農園のはずれにある小屋で休んでいるところを発見された。シャプトラさんはそこで砂糖を食べて命を繋いでいたという。(c)AFP
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