《説明文》
 ※ このカテゴリーで出品しておりますが、これは《いわゆるモデルガン》ではありません ※

【前置き】
フレームはネジ留めされた左右二分割の「モナカ構造」です。
発火を前提としていないので薬室(チャンバー)の穴は最初から無くて、銃身も塞がっております。
スライド内部には撃針機構が収まるブリーチブロック自体が存在しなくて空っぽです。
ハンマーもコックしないので撃発機構も有りません。
 ◎ カートを押し上げるマガジンスプリングのテンションでカートを飛ばすだけのトイガン(玩具銃)です。
同社のM3グリースガンと同じく、モデルガンではないトイガンなので、
モデルガンに対する規制対象には含まれない製品なのですが、
金属製なので水性スプレーで黄色くしてあります。
法令では金属製トイガンは、たとえ文鎮でも白または黄色らしいです。

【解説】
まともな国産トイガンが無かった昭和30年代には多くの米国製品が輸入されておりましたが、
リボルバーが多かった中でヒューブレー社製「オート」は人気を集めておりました。
しかし所詮は巻玉火薬を連続発火させるだけの子供騙しの玩具でしかなかったヒューブレー・オートを、
MGCはマガジンを製作して改修してコマンダーやP38やベレッタ等を製作しました。

外観が、ほぼそのままだったコマンダーの数は比較的多かった(それとて現在では稀少品)ですが、
バレルやグリップを新造し、スライドに大幅に手を加える必要があったP38やベレッタは、
製造数も少なくて相当に稀少です。
マガジン底板に「WALTHER」の刻印があるので、マガジンもコマンダーとは別物だろうと思います。

ベースがコルト380ほどのサイズなので、こちらも実物より小さいです。

【使い方】
まず最初の段階でスライドはバネに引っ張られて後方に下がってホールドオープンしております。
カートを装填したマガジンをセットし、スライドを前方に押し戻すとロックされて留まります。
この時点で一番上のカートが数ミリ前進してマガジンリップから外れてフリーになります。
チャンバーは穴も無くて存在しないので装填されることはありません。
引き金を引くとスライドがバネに引っ張られて後退して開放状態で止まります。
すると一番上のカートが
次のカートに押し上げられてピョコンと飛び出します。
非常に単純な機構で、後のチャンバーレスでタニオアクションのベレッタポケットと発想は同じです。

純正カートは無くて、現在付属しているカートは「エーダイ製スタームルガーMK-1」用を代用しております。
マガジンに収まりさえすれば何でも代用できますが、軽いほど調子良く飛び出します。

【難点など】
・スライドのロックはきちんと行えるのですが少し不調で、押し込むだけではロックされません。
  トリガーを引いた状態でスライドを押し込めば問題無く定位置でロックされます。
・グリップには小ヒビが有ります。
・フレーム右側面にあるバレル固定用の＋ネジは非オリジナルです。

【最後に】
少し難点も有りますが、非常に稀少な品物で、もはや50年以上も経過した古い品物です、
ご理解ご了承の上で入札お願いいたします。


なお、代理出品(説明文は転写です)につき質問の返答には時間がかかる場合がありますがご了承ください。

当方代理出品のため振込３日以内にできる方のみでお願いします

発送はヤマト運輸別途９００円但し東北１５００円沖縄１８００円北海道１９００円でノークレームノーリターンでお願いします