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総務省 NHKにテレビ番組のネット同時配信解禁の方針 放送法を改正 平成31年からの実施目指す
総務省はNHKに対して、テレビ番組のインターネットへの同時配信を解禁する方針を固めた。NHKの同時配信を規制している放送法を改正し、平成32(2020)年の東京五輪・パラリンピックに間に合うよう31年からの実施を目指す。総務省は、すでに解禁している民放各社に対しても、同時配信への積極的な参入を求める方針で、東京五輪・パラリンピックを前に放送の世界は大きく変わることになる。
総務相の諮問機関である情報通信審議会の政策部会は、ネット同時配信に向けた技術的な問題を議論する委員会の設置を決定。来年6月までに中間報告をまとめ、30年6月までに最終的な報告を出す予定だ。
また、この委員会とは別の検討会でNHKの業務範囲について議論している。総務省はこれらの議論を踏まえ、同時配信の際の著作権処理、通信システムの整備、費用負担の問題の検討を進める。