あいかわらず同居人の風邪&喘息が良くならない。
おかげで今日もオレが晩飯を作るハメに・・・。これで一週間ぐらい連続だぞ。
このまま、オレがメシを作ることが既成事実化してしまうのが怖いな。
まぁ、そうは言っても、何か食わなきゃ腹は減るし・・・。
作ってみたぞ・・・
アキラ式「一口トンカツ」・・・。
衣はサクサク、
中はジューシーで、
旨~い!
一口サイズと言っても、侮っちゃいけないのだ。まとめて油の中に投入すると、油の温度が下がって綺麗に揚がらない。それと熱い油で揚げるよりも、150℃ぐらいの比較的低温でじっくりと揚げる方が、中がジューシー!
って、今回はトンカツの揚げ方の話じゃない。
昼間、コンビニに寄ってみたんだけど、懐かしいマンガを発見。
「人間交差点」だ。
へ~、コンビニにも置かれてるのか・・・
このマンガ、全巻持ってるんだけど、まさかコンビニで売られてるとはね。最近じゃ、大きな本屋でも見かけないのにな。
原作・矢島正雄、作画・弘兼憲史による作品なんだけど、オレ、大好きなんだよなぁ。
弘兼憲史さんと言えば、ご存知、島 耕作なんだけど、それよりも前に書いてる作品だ。両方の作品がダブッてる時期が7年ぐらいあったかな。島 耕作も良いマンガだと思うし、最初は課長だったのが、部長、常務、専務ときて社長にまでなって、今じゃ、とうとう会長だもんな。1983年から連載してるマンガだし、今も続いてるとなると、それぐらいは出世してもおかしくないけど・・・。
本題から逸れそうなので、「人間交差点」の話に戻そうか。
続き~
この「人間交差点」、1980年から1990年まで「ビッグコミックオリジナル」で連載されてたんだけど、まぁ、なんて言うか・・・話が・・・
暗い!
島 耕作シリーズと違って、基本的に一話完結・短編集のスタイルで、それぞれ登場人物も異なってる。短編だから、どこから読んでも良いのだ。
wikiさんで調べてみたんだけど、単行本は全27巻、文庫は全19巻出てるそうだ。
1980年に連載開始なんだけど、この頃って・・・
バブル期!
世の中はイケイケドンドン、未来はバラ色!って時代だったけど、このマンガ、大部分が暗い話が多いんだよなぁ。それに、よく人が死ぬ・・・。
主人公となる登場人物も、刑務所から出所した人だったり、普通の主婦やサラリーマンだったり、経済界の大物だったり、ありとあらゆる人を主人公にして描かれている。
人の死を描いてる作品も多く収録されているんだけど、殺人やら事故死、病死、自殺などなど、これでもか!ってぐらいの多さだ。
ほとんどの話が暗い話で、ハッピーエンドと言えないような結末も多いマンガだけど、何がオレを惹きつけるのか・・・
人間模様だ!
バブル時代に乗り遅れた人、落ちこぼれた人、バブルの波に乗ろうともがく人、愛欲に溺れる人、何かに打ち込む人、挫折する人、挫折から立ち直ろうとする人・・・
ありとあらゆる人間が描かれている。その人間をとり巻く「人間模様」、これは迫力ある。
10代、20代の頃って、まだまだ視野が狭いと思うけど、このマンガを見て、
人間って、いろいろ居るな!
って学習したような気がする。
そういうのは小説やら映画やら、いろんなモノから学習するんだろうけど、小説とか読まない人にも、このマンガはオススメ。
もちろん何度も映画化やテレビドラマ化されてるんだけど、錚々たる訳者も出演してる。唐沢 寿明や柄本 明、NHKのテレビ版では仲代 達矢まで出てるぞ。映画版の第三作では、子役で坂上 忍も出てる。
知らなかったけど、2003年にはアニメにもなってるそうだ・・・。
全232話中、半数以上の125話で何らかの死が取り上げられており、そのうちの50話という高頻度で自殺(未遂や推測含む)が描かれている。
う~ん、あの頃から自殺問題が騒がれてたからなぁ。最近でこそ、年間の自殺者が3万人を割ったとかでニュースになってたけど、それでも、一日に70人前後の人が自殺してるんだろ・・・。
70人だぞ!
一日に70人・・・。
これ、どうなんだ?
人にはそれぞれの人生がある、ってのを再確認させてくれるマンガ、それが「人間交差点」だ。
前に記事でも書いたけど、「小さな物語でも、自分の人生の中では、誰もがみな主人公」なのだ・・・。
今日は日曜日だ。
久々に押入れの奥から「人間交差点」を引っ張り出してきて、読んで見たくなった。
次回の予定~
手品の動画を公開!
禁断の超初心者の『カードマジック (笑)