230196

葬儀施行されるお客様のお宅に初めてお伺いするときに、
まず第一声が、「この度はご愁傷様です」とわたくしの場合言いますが、
よく考えたら、この「ご愁傷様です」ってどういう意味なんでしょうかね。

今後お客様にツッコまれるといけないので調べていきましょう。



ご愁傷様の「愁」の字は=憂い(うれい)=悲しく思うということ。
「傷」の字は=痛み(いたみ)であり、
よって「愁傷」は「悲しみ」や「強い悲しみ」などといった意味をもちます。

そしてご愁傷様の頭につく「ご」=「御」と、末尾につく「様」の字は、
敬意を表す語いわゆる敬語で、最上級の敬意を表す意味がありました。

それが近世になると、「御馳走様」「お疲れ様」などのようにねぎらいや気遣いを表す言葉となり、
気軽に使われるような言葉になってきました。

そして現在では「ご愁傷様」はお悔やみの言葉として使われるだけではなくなってきました。
「休日出勤でご愁傷様だね」など、軽いからかいや皮肉を込めて使われるような感じです。

「ご愁傷様です」は、本来不幸のあった人に対する挨拶です。
葬儀関係のことでこの言葉を使われるときは、
故人の死を悼んで、きちんと「ご愁傷様です」と言ってあげてください。





ここまでご覧頂誠にありがとうございました。