こんにちは!ricoです。さて、クリスマスまで後2週間となりましたね。今日は入院中のパートナー、スケさんにクリスマスの時期に聴きたい曲を選んでもらいました。実は本人はクリスマスが嫌いなんです。
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特に嫌いなのが、イルミネーション。出会った頃に「僕はあの街のイルミネーションが大嫌い」と言っていたので、コイツ、マジ無理。偏屈だ。偏ってる。綺麗なもんは綺麗なんだよ!光モンは綺麗って昔から決まってんだよ!と私は言い切ってましたけども。
子供の頃。アナタのおうちにサンタさんは来てましたか?私のうちには毎年、来てくれていました。手紙を書いて靴下を置いて。靴下に入るほどの小さなモノを頼んじゃいねーーのに、なんで靴下を置いてたのかは謎なんですけどね。しかも履き古しっていう。
スケさんは子供の頃。サンタさんに1度だけ手紙を書きました。周りの友達には毎年サンタさんが来ているというのに、自分には来てくれない。「なんでもいいので、僕にもプレゼントを下さい」と。2階で寝ていたスケさんはサンタさんがわざわざ2階まで、上がってこなくても、すぐに気が付いてくれるように、玄関のくつ箱の上に手紙を置きました。
クリスマスの朝。手紙はそのまま。プレゼントもありませんでした。うちまで来るのが遅くなっているのかもしれないと、スケさんは毎日、サンタさんを待ちました。でも、手紙はずっとそのまま。お正月が過ぎても、サンタさんは来てくれませんでした。
そんな苦いクリスマスの思い出を持つスケさんですが、カチカチに固く冷たくなったクリスマスの思い出が最近は少しずつ和らいでいるようです。そこで、入院中のスケさんにクリスマス時期に聴きたい古き良き曲を選んでもらいました。人それぞれの好みがありますが、スケさんからは、こちらの7曲をお届けしたいと思います。
耳の穴をかっぽじってお楽しみください。クリぼっちの方!なにがクリスマスだよ、仏教なんだよ、知らねえよ、と言わず聴いてみてくださいな。優しく響く曲ばかりです。
まずはベタベタな曲を。これは私からいつも読んでくださっている皆様へ。感謝の気持ちを込めて。
Frank Sinatra A Jolly Christmas
Frank Sinatra - A Jolly Christmas From Frank Sinatra - Full Album
それでは、スケさんから皆様へ。スケさんからの原文のまま掲載です。まさか、そのまま載せるとは思ってない、はず。
チェット・ベイカー Chet Baker / It’s Always You
収録アルバム:Chet Baker Sings (1956年リリース)
もう50年以上も前の音だけど、まったく古びた感じがしない。Chet Bakerはトランペッターだけど、このヴォーカルアルバムがヒットしたおかげで、歌い手としての方が有名かも・・・。ちょっと中性的なつぶやく様な歌い方、そこがとても良い。 このアルバムの中の曲では、My Funny Valentain の方が有名だけど、寒くなってきた頃に聴くのなら、この曲が良い。イントロのピアノの音が暖かく、歌もメロディーも聴いていてとてもほっとした気持ちになる。これもレコードで聴いてみたくて、ずっと良いモノを探してて、最近やっと購入できた!!入院中で聴けないのが残念。
セロニアス・モンク Thelonious Monk / Everything Happens To Me
収録アルバム:Solo Monk (1963年リリース)
うまいの?へたなの?って感じだけど、ホントきっとこの人にしか弾けないピアノ。1度聴いたら忘れられない! Youtube等で映像をみてもやっぱり変わった弾き方。でもとても暖かくて、ほっこり度は高い! ピアノってなんだか冷たい音のイメージがあるけど、弾く人が違うとこんなに音の表情がかわる。僕も子供の頃、こんな曲が流れる温かかな家庭で育ってたらと思う。これも最近やっとレコードが手に入った。
Thelonious Monk - Everything Happens to Me
ソニー・スティット Sonny Stitt / Lester Leaps In
収録アルバム:NOW! (1963年リリース)
これもジャケットが気になって手に取った。黄色に惹かれるようだ。 そんなに有名でも名盤でもないけど、演奏がリラックスしていて、聴くとなんだか心地いい。まんまクリスマスなイメージで、大嫌いだったクリスマスだけど少しだけ気分が味わえるようになってきた。
ウエス・モンゴメリー Wes Montgomery / The Way You Look Tonight
収録アルバム:Guitar on the Go (1963年リリース)
ジャズギターと言えばこの人 というくらいジャズギターのスタイルを確立した人。この人も歌いながらギター弾くので有名。キース・ジャレットにしろ、グレン・グールドにしろ、口から音がこぼれるくらいの方が良い音が作れるような気もする。JAZZといえばPIANOってイメージだけど、ギター、ベース、ドラムの3人編成。プラスこの曲には、オルガンも入っててとても良い。この曲の中で聴こえるギターの音は暖かくて弾んでて、入院中の暗い気持ちを明るくしてくれる。
Wes Montgomery - The Way You Look Tonight
ジミー・スミス Jimmy Smith / Jumpin’ the Blues
収録アルバム:Midnight Special (1961年リリース)
暖か系の楽器と言えばオルガンもいい。JAZZオルガンはノリノリ度高い!曲を選んでて思ったけど、いつもジャケットありきで、絵や写真をみて音を選んでしまう。BLUE NOTEっていう有名なJAZZのレコード会社からリリースされた名盤と言われるアルバムの1曲。この人のレコードはどれもノリノリで暖かく、気分が落ちてる日でも優しくケアしてくれる。
Jimmy Smith - Jumpin' the Blues
フランク・シナトラ Frank Sinatra / The Best is Yet to Come
収録アルバム:It Might As Well Be Swing (1965年リリース)
やっぱり、シナトラ=元気な頃のアメリカ=クリスマス っていう感じで、シナトラを聴くと、どんな季節でもクリスマスになる。カウントベイシーをバックに元気よく歌う。王道だ。
Frank Sinatra - The Best Is Yet To Come (Original)
エラ フィッツジェラルド Ella Fitzgerald -I've got you under my skin
収録アルバム Ella Fitzgerald sings the Cole Poter Song Book 1956年
スティーブ ジョブスもお気に入りだったエラ。線の太い声で、アメリカの肝っ玉母さんみたく、自信たっぷりに堂々と淡々と歌う。何も考えず、その声に身をゆだねてさえいれば、幸せな気分になれる。ポカポカした温かな家庭を想う。
I've Got You Under My Skin - Ella Fitzgerald
古臭せ~~と思ってたんですけどね、ヘッドホンで聴きながらブログを書いてると、リラックスできました。いやはや、リラックスしすぎて、平穏すぎる穏やかな人になっちまった。いつもの激しいツッコミができなかったよ、天使かよ。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
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