【徹底解説!】ビーガンとはどういう意味?ベジタリアンとの違いは?
日本ではまだまだ認知度が低く、ベジタリアンと混同されがちな「ビーガン(ヴィーガン)」。
最近では、日本でもテレビで紹介されたりして、ビーガン料理人気がフツフツと高まりをみせつつあります。
海外セレブにも人気で、ビヨンセ、ナタリー・ポートマン、あのスティーブ・ジョブスもビーガンでした。
日本の有名人でも坂本龍一、ベッキー、市川海老蔵などなど。皆さんスタイリッシュ!
そんな各界著名人が実践する「ビーガン」について徹底解説します!
ビーガンとは
Vegan(ビーガン)とは、「絶対菜食主義者」・「純粋菜食主義者」とも言われ、
「動物製品の使用をしない人たちのこと」
を言います。
単に肉を食べない人たち。という印象もあるかもしれませんが、そうではありません。
動物製品ですから、
畜肉・鶏肉・魚介類などの肉類に加え、卵や乳・チーズ・ラードなど動物由来の食品を一切とりません!
それどころか、洋服、靴や鞄などで、毛皮、皮革、ウール、シルクなど動物を使用した製品の一切を拒む人もいるとのこと!
「ビーガン」の具合にも個人差はあるようです。
また「ビーガン」にも種類があるようなので、次にその種類を紹介します。
ビーガンの種類
細かく分けると以下の通り。
①ビーガン(vegan)
⇒肉類、魚介類の他、卵や乳製品も一切とらない。
②ロービーガン (Raw Vegan)
⇒火を通さない生菜食、未加工の食物のみを接種する。生肉も食べる人々はローフーディストと呼ばれる。
③ベジタリアン
⇒肉類、魚介類はとらないが、卵や乳製品は接種する。
④ラクト・ベジタリアン(lacto-vegetarian)
⇒肉類、魚介類、卵はとらないが、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品は接種する。
⑤オボ・ベジタリアン(ovo-vegetarian)
⇒肉類、魚介類、乳製品はとらないが、卵は接種する。
⑥ラクト・オボ・ベジタリアン(lacto-ovo-vegetarian)
⇒肉類、魚介類はとらないが、乳製品や卵は接種する。
⑦ペスコ・ベジタリアン(pesco-vegetarian)
⇒肉類は避けるが魚介類、乳製品、卵は摂取する。
⑧ペスクタリアン (Pescetarian)
⇒肉は食べないが、魚介類は接種する。フィッシュベジタリアンとも。
⑨ポゥヨゥ・ベジタリアン (Pollo Vegetarian)
⇒豚や牛、羊などは食べない。 鳥(鶏、七面鳥、あひる等)など家禽の肉はOK。
⑩フルータリアン( Fruitarian)
⇒植物のうち、本体でなく「植物の自己再生産できる部分のみ」をとる。穀物や調理・加工された食材も摂らない人もいる。
10種類にも分けられるようです!ビーガンも一筋縄じゃない!
ビーガンとベジタリアンの違い
上記の種類を見てても分かるようにビーガンとベジタリアンが混同しやすいです。
その区別をすると、
「ベジタリアンは【肉を避ける人の総称】で、
ビーガンはベジタリアンの中でも、【肉を食べない人】で、
完全なるベジタリアン・厳格なベジタリアン。」
となるでしょう。
広い「ベジタリアン」の中の一分類として「ビーガン」があるのです。
ビーガンの効果・注意点
ここまで書くと「ビーガン」一般人の感覚では辛そうですよね。
では何故ビーガンになるのか?その効果はどうなっているのでしょうか。
効果
①動物性の食べ物を体から一切排除することによって、老廃物をデトックスすることができると言われています。
②身体の感覚が鮮明になり、五感は研ぎ澄まされ敏感になると言われています。
いわゆる「断食」と似たような効果です。筆者も「断食」はしたことありますが、
やはり上記のような感覚と集中力が研ぎ澄まされる効果が確かにありました!
ビーガンになると、その感覚を毎日得られるのかもしれません。
注意点
一方で、注意点がもちろんあります。
①タンパク質など肉を食べることで摂取しやすい栄養素を補う必要がある
(肉の代用として、豆、豆腐、納豆、ナッツなどでタンパク質を摂取する)
②栄養学知識の少ない者が無理をし、骨のカルシウム密度が減ったり、内臓や眼や皮膚に障害を起こす事件も起きている。
③妊娠・授乳期間中は、胎児や乳児に必要な栄養素が不足してしまう危険性がある。
などがあげられます。
優れた効果が得られる「ビーガン」ですが、やはり知識なしで実践するのは危険ということです。
もともと、お肉だって人間に必要だから食べ始めたはずですから…
しっかりとその良し悪しを把握した上で、適切な実践方法で、あるいは専門家のアドバイスのもと、実践することをおススメします。
ビーガンの食事は??
では、ビーガンの方々は何を食べてるのか??疑問ですよね!
ビーガンは、野菜、果物、豆、海藻、木の実を主体に食事をします。
野菜に加え、不足しがちなたんぱく質を豆類で、油分をナッツなどの木の実で摂取するかたちです。
感覚的には、お寺で出される「精進料理」のイメージかもしれません。(ビーガンの場合魚の出汁も使えませんが…)
あとはサプリメントで不足した栄養素(鉄分・タンパク質など)を摂取する方も多いようです。
いずれにせよ、忍耐のいりそうな食事です…
おわりに
いかがでしたでしょうか?
「ビーガン」について、その内容、メリット、デメリットが伝われば幸いです!
本当に最近、出張料理の現場でも「ビーガンの料理」というリクエストが出始めたようで、
身体に気を使う方も増えてきていて、これから流行るのかもしれませんね!
その効果をみると、魅力的なビーガンですが、
実践するにしても、きちんと知識を取り入れて、正しい方法で実践してくださいね。
以上、「【徹底解説!】ビーガンとはどういう意味?ベジタリアンとの違いは?」でした♪
次回は、ビーガン料理、レシピについてまとめたいと思います。