朴大統領「運命の日」=弾劾案、午後に採決―与党非主流派「可決へ票数確保」・韓国

時事通信 / 2016年12月9日 11時18分

 【ソウル時事】朴槿恵韓国大統領の親友、崔順実被告の国政介入事件で、国会は9日午後3時(日本時間同)から本会議を開き、朴氏の弾劾訴追案を採決する。可決されれば、朴氏の職務は停止され、憲法裁判所の判断まで国政の第一線から退く。まさに「運命の日」(韓国メディア)を迎えた。

 弾劾案可決には国会の在籍議員(定数300)の3分の2以上の賛成が必要。現状では野党と無所属を合わせても172人で、可決に必要な200人に届かない。与党セヌリ党から28人以上の賛成を得られるかが焦点になる。

 聯合ニュースなどによると、弾劾を支持しているセヌリ党非主流派のスポークスマン役を務める黄永哲議員は9日、この日朝開かれた会議で33人の賛成を確認したと説明、「可決に必要な票数を確保した」という認識を示した。ただ、「野党の一部に否決された方が自分にとって有利になるとみている勢力があると聞いた。そうした戦略で否決されるのではないかと心配している」と述べ、逆に野党をけん制した。 

[時事通信社]

jiji

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