シリア ISがパルミラへ攻勢 世界遺産に危機迫る
シリアで、アサド政権と反政府勢力の激しい戦闘が続く中、過激派組織IS=イスラミックステートが一度撤退した世界遺産都市パルミラへ攻勢をかけ、貴重な遺産に再び危機が迫っています。
内戦が続くシリアでは、アサド政権の政府軍が北部の主要都市、アレッポの完全制圧に向けて反政府勢力への攻勢を強め、激しい戦闘が続いています。
こうした中、中部にある世界遺産都市パルミラの近郊では、過激派組織ISが政府軍に対する攻撃を仕掛け、激しい戦闘となっています。
内戦の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、ISの戦闘員はパルミラの市街地までおよそ8キロの地点まで迫り、8日から9日にかけて奇襲攻撃を受けた政府軍の兵士など49人が死亡したということです。
パルミラは世界遺産に登録されている古代ローマ時代の遺跡で、去年5月にISが一帯を制圧して神殿や墓などを次々に破壊しましたが、ことし3月にロシア軍の支援を受けた政府軍が奪還し、ISは撤退していました。
ISはアメリカ軍などによる空爆で弱体化してきましたが、政府軍と反政府勢力の攻防が続く隙を突く形でパルミラに攻勢をかけていて、貴重な遺産に再び破壊の危機が迫っています。
こうした中、中部にある世界遺産都市パルミラの近郊では、過激派組織ISが政府軍に対する攻撃を仕掛け、激しい戦闘となっています。
内戦の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、ISの戦闘員はパルミラの市街地までおよそ8キロの地点まで迫り、8日から9日にかけて奇襲攻撃を受けた政府軍の兵士など49人が死亡したということです。
パルミラは世界遺産に登録されている古代ローマ時代の遺跡で、去年5月にISが一帯を制圧して神殿や墓などを次々に破壊しましたが、ことし3月にロシア軍の支援を受けた政府軍が奪還し、ISは撤退していました。
ISはアメリカ軍などによる空爆で弱体化してきましたが、政府軍と反政府勢力の攻防が続く隙を突く形でパルミラに攻勢をかけていて、貴重な遺産に再び破壊の危機が迫っています。