民進・蓮舫氏、代表就任後の初の党首討論 「蓮舫節」さく裂

12/08 00:51
拍手で迎えられ、代表就任後、初めての党首討論に臨んだ民進党の蓮舫代表。
民進党の蓮舫代表は「なぜカジノ解禁なんでしょうか。なぜ、わずか5時間33分の審議で、強行採決に踏み切ったんでしょうか」と述べ、カジノを含む統合型リゾートを推進する、いわゆる「IR法案」について切り込んだ。
安倍首相は「カジノだけではなくて、ホテル、あるいは劇場、そしてショッピングモールや水族館とか、またテーマパークも構成する要因でございました。家族でそうした施設を楽しむことができる。蓮舫議員の側近である柿沢未途役員室長も、提案者として、参加をしていただいております」と述べた。
これに対し、蓮舫代表は「柿沢役員室長のことを、この欠席裁判で言わないでくださいよ。カジノは、なぜ問題なのか。それは、負けた人の賭け金が収益だからです。これのどこが成長産業なんでしょうか」とただした。
安倍首相は「これは議員立法でありますから、私はこれ、閣法ではございませんから、これについて説明をする、私は責任を負っていないわけでございますので、提案者に対して...。すみません、ちょっとね、民進党の皆さん、静かにやりましょうよ。委員長、お願いしますよ。こんなに、ワーワー騒がれますと、私もしゃべりにくいんですよ」と応じた。
野党側の激しいやじを、巧みにかわす安倍首相。
かみ合わない討論に、蓮舫代表の表情は険しさを増し、ついに「蓮舫節」がさく裂した。
蓮舫代表は「総理のその答えない力、そして逃げる力、ごまかす力、まさに『神って』ます」と、2016年の流行語大賞「神ってる」を使い、首相を批判した。
さらに、アベノミクスについてもバトルが起きた。
蓮舫代表が「総理、4年待ちました。いつ景気がよくなるのか」とただすと、安倍首相は「有効求人倍率も、47全ての都道府県で1倍を超えました。あなたたちは、たった8つの県でしか、それを実現できなかった。その反省から始まらないかぎり、皆さんに対する支持は戻りませんよ」と答えた。
蓮舫代表は「総理、よくわかりました。総理は、いいときは自分の功績、悪いときは人のせいだということ」述べた。
党首討論を終えた蓮舫代表は「(安倍首相は)答えなくて、逃げて、そらして、そして開き直られて。都合の悪いことにはお答えにならなくて、自分が見えてるものに対しては、丁寧に答えるというのは、いつものことだと思います」と述べた。
一方、自民党の二階幹事長は「さすが総理だと。なかなか答弁もしっかりしておられるしね。わかりやすかったといって、えらい褒めていただく声が多かった印象です」と述べた。

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