【ジュネーブ＝共同】国連人権高等弁務官事務所（ＯＨＣＨＲ）の報道官は９日、シリアのアサド政権軍が制圧作戦を進めるアレッポ東部から政権支配地区に入った男性数百人が、行方が分からなくなっていると発表した。政権軍に拉致された可能性があるとして懸念を示した。
報道官は、政権軍が４日、制圧した地域で反体制派に協力した容疑により男性４人を殺害したとの報告があるなど、反体制派への報復が始まっている恐れについて言及。反体制派の支配地区になお残っているとみられる、約10万人の市民の安全を深く懸念しているとした。
2016年12月10日（土）
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