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6号機打ち上げ成功 13日ISS到着へ

無人補給機「こうのとり」6号機を搭載し、打ち上げられたH2Bロケット6号機=鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで2016年12月9日午後10時26分、野田武撮影

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日午後10時26分、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける無人補給機「こうのとり」6号機を載せたH2Bロケット6号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。約15分後、こうのとりは予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。13日午後8時ごろ、ISSに到着する予定。当初は10月1日に打ち上げ予定だったが、こうのとりの配管に不具合が見つかり、延期していた。

 こうのとりは宇宙飛行士の食料や飲み水のほか、ISSの主電源に初採用された日本製新型リチウムイオン電池入りのバッテリーを運ぶ。過去最多となる、大学や企業などが開発した計7基の衛星も相乗りしている。

 H2Bは、世界最大の約6トンを積載できるこうのとりを打ち上げるため、主力のH2Aを改良して最大打ち上げ能力を増強した国産ロケット。今回で6回連続の打ち上げ成功となり、H2Aと合わせた成功率は97・3%(37機中36機成功)に上がった。

 昨年、長期滞在していたISSにこうのとり5号機を結合させた宇宙飛行士の油井亀美也さん(46)は打ち上げ後、同センターで記者会見し「こうのとりの中に入った大事な物をしっかり届けて、日本の存在感を更に増してもらいたい」と語った。【田中韻、阿部周一】

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