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 エジプト首都カイロ近郊の路上で9日、爆発があった。内務省によると、警察官6人が死亡し、3人が負傷した。「決断運動」を名乗るグループが犯行声明を出した。治安部隊を狙ったテロとみられる。

 内務省は、検問近くに仕掛けられた二つの簡易爆弾が遠隔操作で爆発したとしている。検問所はカイロ中心部とギザの三大ピラミッドを結ぶ幹線道路沿いにある。

 カイロでは9月に副検事総長を、11月にはムルシ元大統領が被告となった裁判を担当する裁判官を狙った自動車爆弾による暗殺未遂事件が起きた。いずれも「決断運動」が犯行声明を出している。治安当局はムルシ氏の出身母体「ムスリム同胞団」に関係した組織とみている。(カイロ=翁長忠雄)

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