お金を取らず保険勧誘もせず第三者の立場から住宅ローンの相談に答える
どうも千日です。はじめに断っておきますが、千日がやってる無料の住宅ローンの相談は慈善事業ではありませんよ。
しかし初めに書いてるとおり…
- 決して金銭の要求をしません。
- 決して保険の勧誘などしません。
- 決して特定の金融機関を勧めません。
お願いするのは、以下の二つです。
- 相談を通して(個人情報以外の)置かれている具体的な状況、あなたの生のニーズを教えて下さい。
- 回答に満足されたら、千日をブログランキングやツイッター、フェイスブックなどで広めて下さい。
以上の事は千日にご相談を寄せて頂いた方ならすでにご存知のことと思います。
今日のブログは「きれいごとではない千日の目的は何か」です。
目次
- お金を取らず保険勧誘もせず第三者の立場から住宅ローンの相談に答える
住宅ローンの相談は専門知識のある第三者が無料で行うのがベスト
そりゃそうですよね。 しかしそんなヤツいるの?
前はいませんでしたが最近いるんです。私です(照)。
今の所、住宅ローンを選ぶ決め手の多くは不動産会社の営業マンが握っています。下のランキングは住宅金融機関支援機構が調査した「利用した住宅ローン決定に際して影響が大きかった媒体等」です。
1位 住宅・販売事業者 23.4%
2位 インターネット 14.0%
3位 金融機関 12.7%
4位 クチコミ 6.1%
5位 勤務先(福利厚生など)5.8%
(中略)
11位 FPなどプロのアドバイザー等 4.3%
住宅販売事業者の営業マンがダントツです。次いでインターネット、金融機関と続きあとはダンゴですね。
利用者にとって最も望ましいアドバイザーはFP(ファイナンシャルプランナー)などの専門知識と技能を有した住宅ローンアドバイザーであることは明白です。
- 住宅・販売事業者や金融機関は「自分の商品を売りたい」が先行しますが第三者のFPにはそれが無い。
- とかくインターネットの情報は信ぴょう性に欠けますがFPは国家検定制度によってその技能を公的に認められています。
なのに11位と低迷しているのはなぜ?
有料だからです。
最も安いコースで1万円からです。銀行や保険会社のFPは無料もありますけど、自社の住宅ローンや保険を売るためだからです。
相談するまで見えない専門家の価値
1万円と聞いて、どう思います?
普通の人は高いと思うでしょう。
わかってる人は激安だと思います。
住宅ローンで失敗しないだけで何十万、何百万と違って来ます。
もちろん、間違っても結果的に大丈夫なケースもありますし、間違いの無い決定をしても運悪く破たんしてしまう人も居ます。
- セオリーを分かっていれば回避出来る種類の危険を回避出来る。
これがFPの無形のバリューであり、同時に弱点です。
セオリーを「わかってる人」は、この値段を安いと感じながら、逆に自分で出来てしまうんです。
セオリーを「わかってない人」は、彼らに払うコストを高いと感じてしまうんです。
これが殆どの人がFPを利用しない理由です。
安かろう悪かろうではタダでも要らない
今、1万円相当の無形のサービスを無料で提供しているのが千日です。
しかし、単に無料というだけではダメですよね。それ相応の価値があるのか?安かろう悪かろうでは無料でも要らないんですよ。
それで失敗したら何十万、何百万の損だからです。
確かに安かろう悪かろうのアドバイザーは沢山居ます。彼らは、相談料で儲けるんじゃなくて保険への勧誘で儲けるんです。
- 相談料は一万円
- 保険の成約報酬はウン十万円
安い報酬で相談に乗る業者は大抵このパターンです。『相談への回答は全て保険を売るための布石』です。
その専門家がどんなに高度な知識と技能を持っていたとしても、依頼者のサイドに立ってないと意味ないです。典型的な安かろう悪かろうです。
具体的な相談実例と回答の実例
ご相談者からのお許しが出ましたので、どんな風にメールでの相談が来ているのかをご紹介しましょう。
後半にもう少し続きますが、概ねこれくらいの情報量があれば回答が可能です。名前の所を隠していますが、もちろん匿名です。
これに対する千日の回答です。
ほぼ、普段公開している記事に相当する中身です。長いですし、前提になる相談内容は敢えて全文を示していませんのでナナメ読みで良いですよ。
Yさま
では早速お答えします。
銀行から提示されている、変動金利0.55%は銀行のホームページの最優遇金利よりも0.3%も低いです。
これはYさまが長い期間にわたり、延滞なく返済されたことでかなり属性(信用力)が高い証拠です。
他行の、例えば安いネット銀行に乗り換えられないような、かなり良い条件を出しています。
今後金利が上がったとしても、この0.3%が効いていますので、他の方よりもそれだけ安全圏が多いという事です。
結論を申しますと、同じ銀行でのフラット35から変動への借り換えはアリです。
金利上昇リスクについては、5年ルールと125%ルールがありますので、たちまち返済額が増える事はありません。
こちらをご一読下さい。
住宅ローンを変動金利にする人は必見!2つの『四』=返済額の4分の1と収入の4割 - 千日のブログ 家と住宅ローンのはてな?に答える
返済額の四分の1を貯金して月収の4割未満に出来るなら、金利の上昇に対応出来ます。また、繰上げ返済を考えておられるという事ですがその資金も金利が上がった時に使えば、最も無駄が無いですね。
金利が安いうちはできるだけ借りておいて、今ある貯金は老後の生活資金や万一の時に備えて置いておくべきだと思いますよ。
繰上げ返済したお金は返って来ません。
住宅ローン以外で銀行から借りようとすれば金利は優遇されてても4.5%です。桁がひとつ違ってきます。
それでも変動は不安な場合は折衷案として同じフラット35への借り換えです。フラット35からフラット35への借り換えも可能です。
分かりやすいように表にしました。
変動金利でのメリットは478,760円です。銀行の見積もりで「未払利息」がありましたが、これは利息精算の為の払いなので、厳密には追加のコストじゃありません。なので除いてます。
フラット35は最短で15年ですので当初の契約では180ヶ月借りる契約になります。
変動金利ほど安くはないのと、借入期間が長くなるのでメリットは少なくなりますがそれでも103,171円メリットがあります。
メリットは、それだけではありません。
今後の毎月の返済が2万4千円くらい少なくなりますね。金利が固定されているので、その分貯蓄で金利以外の様々なリスクに備える事が出来ます。
一番右側に書いたのは、当初の返済期間で完済する為に一括返済するケースです。月に2万5千円ずつ貯金を積み立てておくと可能です。
そうした場合は、259,250円のメリットがあります。借入期間が短いため、団信保険料も安くなります。ただし一括返済手数料がかかると思います。担当者に確認して下さいね。
まとめ
月収をお聞きしていませんが、銀行の優遇金利の対応から察するに、変動金利でも十分に返済可能とお察しします。危ないと思ったら、こういう条件は出して来ません。審査の結果や金利には隠しようのない本音が出ます。
それでも、不安だという場合の為にフラット35での借り換えを提案させて頂きました。
メリットもおおむね半分になりますが、金利変動リスクはありませんし、月々の返済額が減るのでリスクに強い借り換えになりますよ。
とりあえず、以上です。
また、ここに書いた内容や、ブログの記事でご不明な点や、新たな疑問などありましたらメールを下さいね。
あ、そうそう、もし良かったらですが、ブログランキングに投票して貰えると嬉しいです(^^)
千日
読者への回答だから高いクオリティを保てる
概ねこれだけの分量と品質のものを無料で提供します。 コレを書くのにそんなに時間はかかりませんし、満足度も高めです。
理由は「千日のブログを読んだ人に対する回答」だからです。
ブログで品質を確認してから相談するから満足度が高い
どんなものかわからないと、聞きにくいですよね。しかし、千日のブログはインターネットに公開されてます。
色んな回答が過去記事にありますから、それらに信頼性や説得力があると思うなら、自分だけのオーダーメイドの記事を求めれば良いのです。
ブログと同じクオリティのアドバイスをピンポイントで自分の状況に合わせて得られるので、期待とのギャップが生じることが少ないです。
ただ、ブログ以上のものを期待すると裏切られるかもしれません。ブログに全部出して公開してますから。
ブログで一定の知識を得た人の相談なので答えやすい
記事を読んで質問されるので、少なくともその記事から問題意識を持って聞かれているんです。
ですから、回答する場合は千日のブログに書いてある一定の知識ラインがあることを前提に回答すれば良いのです。
千日にとってはその分答えやすく、書く手間も省けるんです。
また、必要に応じて過去の関連記事のリンクを貼って読んで頂き、補足します。
無料で一定のクオリティを維持する千日の仕組み
千日は保険の勧誘など一切しません。下記はまた別の相談の回答の一部ですが、むしろブラックスワン寄りです(笑)。
千日のブログには、特定の保険会社、金融機関との経済的な繋がりはありません。
特定の会社と無関係なサイト
千日の収入源はGoogleからのアドセンス収入です。つまり、サイト内にところどころある広告がそれです。
Googleはユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 (氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません) を使用することがあります。
つまり、住宅ローンについて色々検索されている読者様のモニター画面には、不動産会社の物件情報や銀行の住宅ローン、消費者ローンなどの広告が出やすくなっています。
この広告の仕組みは、千日のブログが広告主とねんごろだからではなく、Googleを通して広告主が入札し、その都度、最も高い値段を付けた企業の広告が表示される仕組みです。
どこの企業の広告を出るかは、千日のコントロール外のことです。
なので、私が『経済的な理由で特定の業界や企業に肩入れする』ということが無いんですよ。そんなことしても千日には一銭の得にもなりません。
多くの人に読まれる事が千日の利益
千日のブログを多くの人が読むサイトにしたいんです。それが私のインセンティブです。
アクセス数に比例して千日の収益になるという計算です。なので、千日がお願いするのは以下の事なんです。
- 役に立つ記事を書く為の情報を提供して下さい。
- 役に立つと思ったらアクセスが増えるようなクチコミやブログランキングへの投票をして下さい。
千日のブログの価値は私だけでは作れないんです。
役に立つ記事が多くの人に読まれるようにする
千日とは違うアプローチで収益をあげようとするサイトもあります。
- 特定の銀行の広告だけを載せるサイト
- 特定の銀行だけを勧めるサイト
こういうサイトはどんなに良い事を書いてても有害だと千日は思ってます。
そのサイトがどんなに高度な知識とノウハウを公開していたとしても、読む人のサイドに立ってないと意味ないです。
大事なことなので2度書きました。
こういうサイトは意外と検索の上位を占めてます。雰囲気的にはスーパーのチラシみたいなサイトです。
そんなサイトの運営者は、利用者の利益なんて考えてません、自分のサイトから割の良い商品が売れればそれでいいんです。
私はそういうのを駆逐してやろうと思ってるんですよ。
これが冒頭の「きれいごとではない千日の目的は何か」の答えです。
極めてシンプルです。彼らより価値のある情報を公開し、近視眼的に目先の利益を追う彼らより多くの人から支持される事です。
別に彼らにうらみはありませんが(笑)、そういうサイトが無くなっても彼ら以外は誰も困らないと思っているからです。
金融機関の関係者様へ
千日のブログにより、少し迷惑を被る事があるかもしれません。
普通の住宅ローンの利用者なら「そういうものですよ」 とか「そういう決まりになってます」と言えば「そういうものか」と納得してくれる所で、千日の読者は反論してくるでしょう。
要求も高くなります。
余計な事を…
そういうお叱りを受ける事はあります。しかし、長期的には千日のブログは金融機関にとってもプラスだと考えています。
賢い利用者を創るサイトです
より高い利息が金融機関の利益になります。しかしそれによってデフォルト(貸倒れ)リスクも上がるのが常です。
信用リスクが低い人ほど高い利息になるんですが、それがまた貸倒れのリスクを高める要因にもなることは釈迦に説法でしょう。
千日のブログを読んだ人は、要求も高くなりますけど、同時に住宅ローンのリスクを正しく理解し、堅実に返済可能なプランを持ってやって来ます。
住宅・販売業者の紹介だけで来る人達よりも、確実に属性は高いです。
どうか、長い目で見てやって下さい。
住宅ローンの完全無料相談サイトを開設したい
今の所は、相談のメールは1日に1件位でちょうど良い感じです。
見た目が雑記ブログですから、やはり無料とはいえ二の足を踏む人がほとんどなんでしょうね。
それに、質問しようにも、ゼロからメールの文章を考えて書かないといけませんから、ハードルも高いです。
このままのんびりやっても良いんですけど、潜在的なニーズがとても大きいことを考えると、もっともっと相談件数を増やしたいです。
なので、今後は相談を受け付ける専用のサイトを作りたいと思ってます。
- 相談者の匿名性を維持したまま、決まった入力フォームに金利とか借入額とか金融機関の名前を入れて、簡単に送れる。
- 千日は管理画面から回答を入力すれば、相談者に回答をメールで送信出来る。
- 集まった質問と回答をエクセルで管理出来るようにする。
- 住宅ローンについての基本的な解説のページと過去の相談ケース(匿名)のページを作る。
- 主要な銀行の金利やフラット35の過去の金利推移をまとめて確認出来るようにする。
こういうのがあれば、今よりかなり相談者は増えるでしょうし、価値あるサイトになると思うんですよ。
サイトの構築と運用については、何とか自分で出来ない事もないと思うのですが、コンテンツの制作と相談への回答に専念したいので外注したいと思っています。
ブログのあとがきに募集要項がありますので、よろしければご応募下さい。
まとめ〜その先に見ている事
最終的には千日が対応出来ない程に相談件数を増やし、それに比例してアクセスを増やすのが目的です。
2015年の貸家を除く住宅着工件数は61万7千261戸です(国土交通省 住宅経済関連データ)。
2015年の中古住宅成約件数は17万2千751件です(公益財団法人不動産流通センター調べ)。
合計で79万12件のパイがあります。そのうち、ほぼ全員が住宅ローンを利用するとして、千日のブログのアクセス数は現在、月20万位です。
雑記ブログですから、住宅ローンの記事ばかりではありませんが、少な目に見積もっても、住宅ローンを組む人は必ず1回は千日のブログを読んでいる計算です。
- 相談する人が1,000人に1人だとして年間790人
- 相談する人が100人に1人だとして年間7,900人
- 相談する人が10人に1人だとして年間79,001人
上記は単純化した話です一人が一回だけ読むわけではありません。
今の千日のブログの知名度と実績から、住宅ローン利用者の1,000人に1人位が相談していると仮定して、これが100人に1人になると、とたんに私一人では対応できなくなりますよね。
なので、将来的にはFP取得者に報酬を払って回答を書いてもらい、千日が内容をレビューして回答する方式にします。
- 高い能力を持っていながら育児のために職場を離れざるを得なくなった人
- 職場を定年でリタイアしたが、豊富な経験と知識をお持ちの人
- FP検定を取ったものの、社内でその使い道がなく独立するにも不安な人
こういった人達に在宅で収入や社会との繋がり、実践の場を提供することが出来るようになるでしょう。
インターネットってうまく使えば、まだまだ面白いことが出来るんです。
今は、私の脳の中にあるものを無料でインターネットに公開して、多くの人の役に立てることで価値の環を回そうとしています。
この環をさらに増やし、また大きくすると、さらに大きな価値の環が回りはじめるんです。
以上、千日のブログでした。
《あとがき〜サイト構築と運用支援の募集》
記事中で記載しましたサイトについて、何だったらオレ作ろうか?という方がおられたらメールでご連絡下さい。
sennich.brog@gmail.comです。
専用サイトについては、ワードプレスで、デザインは原則プロに外注しようと思ってます。
法人、個人は問いません。
サイトの更新や運用については、コンテンツ作成以外をお願いしようと思っていますので、そのご提案も頂ければありがたいです。
2016年12月2日
中の人について
- 無職時代 人に会わない仕事を探したが…アンケート調査員のバイトの思い出
- 15年前 無職だった 忘れられないホームレスと白人男性の話
- 社会人になって出会った人生の師から学んだ二つのこと
- ブログに何を書くか、どう書くか
昭和47年生まれの独白カテゴリー
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