岩尾真宏
2016年12月3日20時10分
菅義偉官房長官は3日、東京都内であった「世界秋田犬フォーラム」であいさつし、ロシアのプーチン大統領に秋田犬を贈る交渉を進めていると明かした。日本政府は、15日に予定されるプーチン氏来日の際の日ロ首脳会談で贈りたい意向だが、ロシア側は今のところ受け入れていないといい、日ロ交渉さながら道筋は見えていない。
プーチン氏は犬好きで知られ、2012年にも日本から雌の秋田犬が贈られ、プーチン氏が「ゆめ」と命名した。当時の民主党の野田佳彦首相が日ロ首脳会談の場でプーチン氏に贈呈を持ちかけて実現した。
菅氏は3日の会合で、秋田犬保存会会長で日本維新の会の遠藤敬衆院議員から、ゆめの婿の贈呈を依頼されたと紹介。「外務省を通じて(ロシア側と)今も交渉している」とする一方、「なかなか色よい返事はもらうことができていない」と述べた。(岩尾真宏)
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