今さら聞けないオウンドメディアとは何かを基礎から説明してみる

owned media

こんにちは!

個人ビジネスのWebマーケティングの専門家で個人ビジネスコンサルタントの金沢夏樹です。

Webサイトのバナー広告の効果が出にくくなったことや、Googleの検索エンジンの改善などによってここ数年注目されているマーケティング手法が『コンテンツマーケティング』と呼ばれるものです。

広告によって一過性の露出で顧客を獲得するのではなく、価値ある情報をコンテンツ化して提供し、それを通して信頼関係を築いていって最終的に顧客化していくというものです。

 

そのコンテンツマーケティングの中心を担うのが『オウンドメディア』です。

今回はオウンドメディアが何なのかという基本的な部分についてご説明します。個人ビジネスにおいてもオウンドメディアは重要なマーケティングツールなので、ぜひ読んでみてください。

 

オウンドメディアって何?

オウンドメディアというのは英語表記にすると『Owned Media』になりますが、そのままの意味で自分で所有しているメディアのことを言います。

 

自分のことや、自分の商品・サービスのことを知ってもらうためにお役立ち情報発信をし続けて、見込み客との関係を築いていくというものです。また、同時に発信している情報によって自然とブランディングもできていきます。

企業が取り組むものだというイメージを持っている人もいるのですが、個人ビジネスだからこそオウンドメディアに力を入れるべきだというのが僕の考えです。

 

トリプルメディアの1つがオウンドメディア

オウンドメディアを理解するために知っておいた方が良いのがトリプルメディアについてです。

トリプルメディアというのはWebマーケティングの話をする際にたびたび耳にするキーワードなので、ぜひここで理解しておいてください。

トリプルメディアは3つのメディアの総称

『トリプル』メディアというぐらいなので、3つのメディアをまとめた概念になります。

その3つというのは具体的には『ペイドメディア(Paid Media)』、『アーンドメディア(Earned Media)』、『オウンドメディア(Owned Media)』の3つです。

このどれかを活用するというよりも3つのメディアを上手く組み合わせて活用していくというのが大切です。

では、簡単に1つ1つ説明したいと思います。説明はしますけど、言葉は覚えなくていいですよ。ただ、同じメディアと呼ばれるものであっても3種類あるというのだけ知っておいてください。

ペイドメディアというのは端的に言うと、広告のことです。

ペイド(Paid)というのは支払うというような意味の英語で、お金を支払うことによって素早くかつ広く情報を広めることを目的に活用されます。

Webの世界でいえば、バナー広告やリスティング広告、Facebook広告のような広告を指し、リアルの世界でいえば、駅のポスター風の広告やチラシなんかもペイドメディアと言えます。

アーンドメディア(Earned Media)

アーンドメディアというのは、口コミや評判を獲得するためのメディアのことで、代表的なものはSNS(ソーシャルメディア)です。

SNSとブログは同じように思っている方が多いのですが、実はブログはこの次のオウンドメディアになります。ただし、アメブロなどの無料ブログサービスを活用している場合は、アーンドメディアですが。

何が違うのかというと自分で運営しているかどうかという点です。

オウンドメディア(Owned Media)

アーンドメディアのところに少し書きましたが、自分で運営していて全てをコントロールできるメディアをオウンドメディアと言います。

なので、WordPressで作ったブログはオウンドメディアですが、アメブロの場合はサイバーエージェントの方針の中での運営になるため、オウンドメディアには含みません。

※WordPressが何かよく分かってないよ、という方はこちらの記事を読んでみてください。

初心者でも大丈夫!「WordPressとは何か」を基本から教えます

2016.09.15

また、オウンドメディアというとWeb上のメディアの印象を受けると思いますが、紙媒体のチラシなどもオウンドメディアになります。(この記事ではWeb上のメディアを対象にオウンドメディアの説明をします。)

 

なぜオウンドメディアが重要なのか?

オウンドメディアが何かというのが簡単に理解できたところで、なぜこれの注目度が高まっているのかについてお話しします。

Googleの検索エンジンの改善

先日のWELQの問題でGoogleの検索エンジンの不完全な部分があらわになってしまいましたが、それでも以前に比べると格段に精度は高まってきています。

WELQ(ウェルク)の問題から僕たち情報発信者が学ばないといけないこと

2016.12.03

昔はGoogleの検索結果のランキングというのは被リンクと言って、他のサイトからいかにたくさんのリンクをつけてもらうのかが全てと言って良い状況でした。そのために、自分で中身はなくてもいいからたくさんのサイトを作って、そこからメインのサイトにリンクをつけて上位表示させるという方法が横行していました。

 

想像すれば分かるとおり、それって検索を使う人からしたらあまり嬉しいことじゃないですよね。しょうもないサイトであっても上位に表示されてきてしまうので、求めているものが得られない可能性が高くなるからです。

それが最近改善されて、品質を評価するようになってきているため、情報提供型のサイトが重要になってきたということです。

 

広告に対する反応が悪くなった

インターネットがここまで普及する前はまだ目新しい存在だったので、それが広告かどうかわからずにクリックしている人も多かったのですが、今ではユーザーもリテラシーが上がって広告かどうかの見極めもできるようになってきています。

そのため、インターネット広告、特にバナー広告の効果が薄れていると言われています。かつリスティング広告と言って、検索結果の画面とかに表示される広告は競合も増えてきて広告コストが上がってしまって、採算が取りにくくなっているため、これもまたコストパフォーマンス的に厳しくなってきています。

 

自分でコントロールできないと不安定になる

SNSも広告もどちらも必要なんですが、これらはプラットフォームに依存しているために自分ではコントロールできないというデメリットがあります。

ちょっと前からアメブロ削除問題というのが大々的に言われるようになってますが、まさにプラットフォームに依存しているからこそ起こる問題です。

プラットフォームに依存しないと考えた時に『オウンドメディア』と『メルマガ』というのはやっぱり強いんですよね。もちろん絶対ではないんですが、他のものに比べるといきなりダメにはなりにくいです。

趣味でやってるなら全然良いんですが、ビジネスなので自分でコントロールできない部分が多すぎると危険なんですよね。

この点からもオウンドメディアが重要だと言えます。

 

ブランディング目的にも重要

ブランディングというとちょっと難しそうな印象を受けるかもしれませんが、要するに見込み客からどういう風に見えるのかということです。

無理にキャラを作れとか言っているわけではなく、情報発信することで、自分の色が出てきますし、何の専門家なのかというのも、どれぐらいのレベルなのかも見えてきます。

より価値の高い情報が出せるようになってきたら、見込み客からもそういう目で見てもらえるようになり、それがブランドになっていくわけです。

 

さいごに

ということで、オウンドメディアについて基本的な内容を書きました。

このテーマに関しては色々書きたいことがあるので、別の記事でも書いていきます。

ではでは。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

金沢夏樹(かなざわ なつき) 個人ビジネス向けのWebマーケティングの専門家
1983年8月22日生まれ 兵庫県神戸市出身(神戸市在住)
趣味:野球、マラソン、料理

個人ビジネスコンサルタントの金沢夏樹です。
個人事業主の方向けにブログやメルマガ、ソーシャルメディア等を活用したWebマーケティングのサポートをしています。
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