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Chantam's Diary

自閉症スペクトラム(発達障害)の息子

発達障害を受け入れるまでの夫と私の心境

発達障害について

3歳の息子は自閉症スペクトラムです。1歳半位のときから発達に違和感を感じ始めました。

我が子が発達障害(もしくはその他の障害)の場合、受け入れるのが難しいと思います。

「何でうちの子が・・・」そう思ってしまいますよね。

私が息子の障害を受け入れるまでの心境と夫の反応について書いていきます。

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息子の発達障害を受け入れるまで

私が息子の発達障害を受け入れ楽しめ?ているのは、自分の努力ではなく、夫のおかげだと気付きました。もちろん療育の先生や、療育仲間のお母さん達の影響も大きいですが、やはり主には夫のおかげです。

 

発達障害を疑い始めたきっかけ

以前の記事にも書いていますが、息子に違和感を感じたのは1歳半くらいのときで、息子が数字に目覚めたときです。10までの数字をあっという間に覚えたので「1歳で数字?」と違和感を感じたのです。

夫の反応

「すげー!天才?」

でもアスペルガーとか発達障害の子どもは数字が好きらしいよと言うと「ふーん」でした。

 

2歳過ぎ、違和感が強まる

癇癪の激しさ、極度の人見知り、奇声をあげまくる、文字へのこだわりなどで、違和感は増すばかりでした。

夫婦喧嘩が増える

この頃、本当に毎日の育児が大変でストレスでいっぱいいっぱいでした。癇癪や奇声のせいで外出も躊躇うほどなのに、呑気で他人事のような態度の夫を見てムカーっとするばかり。

「もっと真剣に一緒に考えてよ!」と私が一方的にキレる事が多かったです。穏やかな夫は逆ギレなどなく「ごめん、俺が悪かった」と謝りますが、あまり改善もなく、また私がキレての繰り返しでした。何回キレても、時には八つ当たりでも「ごめん、俺が悪かった」と謝る夫。本当、すげーよ。

逆の立場だったら、完全にキレ返してるな。

今思えば、癇癪の酷い息子と、いつもイライラした妻を受け入れてきた夫はすごいなぁ〜。

 

療育に向け動き出す

2歳半位には療育に向けて動き出していました。夫も頼りにならないし、私もお手上げ状態で「もうこれは専門機関に相談するしかない!」と気付きました。自治体の子育て相談に電話したのが始まりです。

発達障害についても本やネットや専門の先生に聞いて勉強しました。発達障害について知れば知る程、我が子は発達障害なんだろうという思いが強くなりました。

夫に発達障害について教える

夫にも知ってもらいたくて、発達障害について話す事が増えました。そして息子も発達障害の疑いがある、すでにグレーゾーンで他人事ではないと繰り返し訴えました。

「何で息子が」「育て方が悪かったのか」「将来どうなるんだろう」「周りにどう思われるかな」と悩む私に対して夫は「大丈夫、何とかなる」「将来の事なんか今から不安になる必要ない」「何とかなるようにする、大丈夫」「こんなに可愛い息子だから良いじゃん」と何とも呑気な反応でした。

呑気すぎるだろーが。

「考えてもどうしようもない事は考えない、将来への不安とか過去への後悔とか」らしい。

なんかよく分からんけど、すげーよ、その呑気さ。

 

療育が始まり落ち着く

専門の先生に相談したり、療育が始まったりして私の気持ちが落ち着いてきました。

様々なサポートや福祉サービスを知り、また障害児通園施設などの存在を知り、「何とかなるか〜」と思えてきました。夫の呑気さに感化されてきたのか?!

息子の癇癪や言葉の遅れを「個性的で面白い」と思えてきたのです。

癇癪は「この子なりに精一杯のアピールなんだなぁ」と思いば、面白い。

言葉の遅れは「たどたどしい話し方が可愛いなぁ〜」と思えて、可愛くてたまらない。

文字へのこだわりは「天才だ〜」と呑気に思うことにしました。

夫がますます子煩悩に

この頃、息子がパパっ子になってきて、夫は可愛かったんでしょうね、ますます子煩悩になりました。発達障害についても夫は以前からぶれずに「息子は息子で良いじゃん」という姿勢でした。

この時期くらいから、私も完全に「ありのままの息子で良いんだ」「なんとかしよう!」と受け入れられる様になりました。

夫と療育のおかげかな?

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夫の呑気に救われ乗り越えてきた

私は何事も考えすぎて悩みすぎ、自分で自分に疲れる性格なんですが、思えば夫と結婚してからマシになってきました。夫の呑気さに苛立つ事も多いけれど、結果その呑気な夫に救われ、乗り越えられてきた事が沢山あります。

  • 悩んでも仕方ない事は考えない
  • 過ぎ去った事は気にしない、後悔もしない
  • 常に前向き
  • 自己肯定感が高くブレない
  • 周りの目を気にしない
  • 常に冷静で穏やか

こんな性格の夫は、私とは真逆な部分も多くて、私に良い影響を与えてくれます。

 

まとめ

夫が夫じゃなかったら、息子が自閉症スペクトラムだという事を受け入れられなかったかもしれません。子育て中の母親だからこそ、誰かに頼りたいし、甘えたいし、受け入れてもらいたい。そんな気持ちを丸ごと受け入れてくれる夫の存在にすごく救われています。

自閉症スペクトラムの息子はまだ3歳なので、これから先、本人も私と夫も、様々な困難が待ち受けていると思います。しかし「何かあっても夫がいるから大丈夫だろ」と呑気に構える事が出来て、毎日息子の成長を楽しめている日々は全て夫のおかげです。本当に有難いです。

 

まとめのまとめ

夫に対してめちゃくちゃ攻撃的でキレまくりな私に、「chantamと結婚できて良かった〜」と言ってくれるアホで呑気な夫で良かった〜(^^)