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 韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が9日、国会に弾劾(だんがい)訴追された。朴氏がチェ・スンシル被告に機密文書を渡していたことを認め、謝罪してから45日。朴氏を追い詰め、国会を突き動かしたのは、大統領に近い一部の関係者が利権に群がる構図に怒りを爆発させた民意だった。

 「勝った!」。丁世均(チョンセギュン)議長が弾劾訴追案の可決を宣言すると国会の正門前に詰めかけた人たちから歓声が沸き上がった。抱き合って涙を流し、ハイタッチを繰り返す姿があった。

 ソウルの50代のタクシー運転手の男性は「当然の結果だ。本当に胸がすっきりした」と話した。30代の会社員の女性は「私も朴槿恵大統領を選んだ一人だから恥ずかしい」と語った。

 朴氏の地元、大邱の大学2年、崔知秀さん(22)は「政権の幹部や国民と意思疎通ができず、私的なラインで国家の運営をして、何の権限もない人間が国家運営に関わったことが一番大きな問題だと思う」と語った。

 朴氏は書面による報告を好み、…

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