大阪市教育委員会は９日、阿倍野区の市立中で女子バレーボール部の指導中に部員４人に体罰をしたとして、顧問だった男性教諭（３２）を停職２カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は１１月２４日付。

　市教委によると、教諭は今年６月、練習試合でミスをしたり指示通りに動けなかったりしたとして、２、３年生の女子部員４人に対し、太ももを蹴り、髪の毛を引っ張るなどの体罰をした。

　市教委の調査に対し、チームが上位を目指すため厳しくしたと説明。「誤った指導で大変苦痛な思いをさせた。自分の指導力のなさを深く反省している」と話したという。

　教諭は、２０１４年にも同様の体罰で懲戒処分を受けており、市教委は「改めて指導を徹底し、改善が認められるまで部活動の顧問をさせないようにする」とした。