今回のwelq騒動で炎上中のDeNAの中で、雲隠れしているが実は主犯だと目されている村田マリ氏について、様々な人たちが内情を明らかにし始めているが、
その名を轟かせたのは作って一年しかたっていない会社をDeNA社長の守安氏に直談判して10億もの巨額のお金で売却したことであった。しかし業界では、当時から明らかに過大な額での売却であったことから、また無知なオッサン殺しパワーで契約を取ったと話題になっていた。そもそもサイバーエージェントの時代から女子力で契約を取ってくることはは公然の秘密であったが、「私たち顔採用なのかしら?」と言うほどのその自信は本当にどこか来るのかわからないが、効果は発揮しているようでもある。
しかし、いくらなんでも女子力だけで明らかに問題があるパクリメディアを10億ものお金で売却できるのか、と疑問に思うのが普通だ。ただ業界内でそれを納得できる公然の秘密となっている別の理由がある。それは夫の存在だ。
実は夫の本間真彦はインキュベートファンドという業界では屈指のベンチャー投資ファンドのメンバーであり投資家なのだ。夫である以上売却にひと肌脱いでる事は間違いないが、このインキュベートファンドというファンドがまた非常に問題のあるファンドであり、過去にも同様な犯罪スレスレのベンチャーを騙して大手に売りつけたり上場させるということを何度もやっている、業界では有名な曰く付きの問題ファンドなのである。
このファンド創業者の赤浦徹は、全身となる自信が運営するファンドがなんと東証から反市場勢力ファンドとして排除されたということもある、札付きの問題人物であり、本間もその一派なのだ。過去にはファンドから出資を受けた企業は皆絶対に上場が承認されないという大変な事態となり業界が一時すったもんだした上、彼の過去の問題がある数々の行動から、あらゆる証券会社に彼が入っているベンチャーは絶対に上場させないと言わしめたほどの人物である。
業界内部に根を張ってインサイダー情報を手に入れ、公開株を売り買いして儲けるのは序の口(もちろん違法である)であり、投資先の人間に犯罪すれすれの事業をさせて、売上があがるようならバレないように売却するのである。実際にその煽りを受けて逮捕されたものも複数おり、山口もえの夫などもその被害者の一人だ。
それを知っている人間からすれば、この買収劇は村田マリだけではなく、インキュベートファンドが裏で糸を引き、最初から法律的にアウトであるビジネスモデルであることを隠して交渉を行い、DeNAが見事に引っかかった、ということであることがわかる。
とはいえ、上記の様な問題がありながらも、実はこのファンドは非常の良い成績を上げており、業界内でもそれなりの力を持っている。赤浦氏はなんとベンチャーキャピタル業界の常務理事まで努めている。だがその裏のファンドが行っている悪徳ビジネスモデルを知る者からすれば、今回のパクリメディアの実態と非常に似ていることが理解できる。
何の事はない。何もかもがパクリなのだ。ファンドが儲かる仕組みは非常に単純だ。まず、無知な優秀な学生等の若者に目をつけて、数百万程度の投資額でなんと半分近くのシェアを得て主導権を握る(普通はそんなに大きなシェアをベンチャーキャピタルがとることはない)。そういった投資を数多く繰り返しそれだけでも問題なのだが、なんと本来は絶対に秘匿しなければならない投資先のビジネスモデルやノウハウ、技術などを、財務情報なんと他の投資先にすべて流出させてしまうのである。
ベンチャー企業にとって技術やノウハウ、ビジネスモデルは命とも言えるもので、株主でありながらそれを流出させるというのはもちろん言語道断で許されることではない。だが、投資されているベンチャー側はマジョリティを持つ株主に報告することは義務であり、報告しない訳にはいかない。もちろんまさかその内容が流出しているとも思わないし、逆に一見いろいろなことを教えてくれる良いファンドにしか見えない。
しかし当然ながらしばらくすると同じようなビジネスを行う他の会社がたくさん出てくることになる。ベンチャー企業側は単に競争が激化したと思っているのだが、それは実は自社の株主が情報を流出させているために起こっているのである。またたとえ流出に気がついたとしても、株のマジョリティを握られているので、もうどうしようもない。しまいには、売上が上がらないなら犯罪スレスレの事業に手を出さと脅され、こき使われるのである。
一方投資サイドからすれば、投資先の最も成功しそうなベンチャーに、何百もの会社の機密情報を教えるだけで、そのベンチャーは当然タダで最先端のノウハウを大量に手に入れられることから急速に伸びることになる。そして上場させたら、売り抜けて終わり、である。ただそこで終わらないのがまたすごい。
その上場したベンチャー自身も、そのノウハウは本来自分たちが持っている能力生み出したものではないので、ファンドが離れてしまうと結局ジリ貧となり上場後非常に苦しむことになる。そして業績不振を理由に上場した企業から創業者を追い出し、実質的な経営権を得て内部情報を手に入れながら裏で株を売り買いして儲けるのである。また上場企業内部に関係者を送り込むこともある。
業界で一目置かれているのは、このファンドとしてきちっとリターンを出しているという点なのだが、それは表から見た場合であり、実際には犯罪スレスレどころか、パクリ行為や犯罪行為そのもので上げているリターンである。その下には本来日本を支えるベンチャー企業になる可能性のあった優秀な人たちが死屍累々としているわけだ。
この構造、どこかで見たことがないだろうか。
そう、まさに嘘でもなんでも良いから人の記事をパクりまくって自分のものにして、PVを上げて、オッサンをだまして売却した、村田マリが行った手法そのものである。普通に考えれば、いくらパクりまくると言っても、記事だけでなく、SEOの深いノウハウやクラウド人材を利用するノウハウなどが最初からなければ、たった1年で10億もの大金で売却できる企業を作れるはずがない。今回の騒動、要するにビジネスモデルそのものもパクリであり、さらに村田マリをフロントにしてインキュベートファンドが仕掛けた詐欺モドキに、DeNAがさっくりと騙されたというのが実態なのだ。最初からすべてがマッチポンプなのである。
村田マリが表にでてこない理由がここにあるのだろう。もしその裏まで探られ始めたら、そもそもwelQの炎上ではすまないインキュベートファンドに関する数多くのすざましい恨み、ツラミがネット上に噴出することになりかねず、夫のインキュベートファンドは壊滅するかもしれない。その可能性を考えれば、まだ著作権法違反ですんでいる方が良いというわけだ。最初から問題があると知って売却したのであれば、当然本人もDeNAから損害賠償提訴を起こされ、村田マリは破産、さらに逮捕となるわけだ。
でてこられるわけがない。