DeNA執行役員の村田マリさんのお話を経済産業研究所で聞きました。村田さんは、シンガポール在住の起業家で、DeNAのキュレーション企画部長兼iemo (家と暮らしのオンライン・メディア)のCEO。ことし3月、北京で行われたイベントでご一緒し、バイタリティに圧倒されました。


度の起業・買収(される方)を経験し、異国でお子さんを育てています。写真は、北京の旧市街を一緒に歩いている、お気に入りの1枚(右は為末大さん)。 きょうは、「撮影不可」でした。

 


(Facebookより)


村田マリさんを突き動かしているものは何か?

  • PCがめっちゃ好き
  • 創作意欲
  • コミュニケーション・ツールを作りたいという思い
  • ネットではグローバルプレイヤーが多い中で「日本人はいいものをうむ」と示したい
  • 負けず嫌いで同世代の男子に負けたくない
  • 女性であることがハンディになる、あるいはハンディであると見られたくない

と明快でした。

 

学生時代は小説家を目指していたという村田さん。資金を提供するベンチャー・キャピタルへの事業計画は、一種の妄想であり、登場人物をどうキャスティングさせ、最終章ではどうハッピーに終わらせられるかが重要だそうです。


リスクをとる人生は、夢があり、おもしろい。

問題は、リスクをとるべき事業なのかどうか。

・・深いですね。



iemoという不動産・インテリア×ネットのサイトをきっかけに「レッドオーシャン(血の海)のゴングを鳴らしたのは自分」とも。

厳しい世界が垣間見えました。


講演のタイトルは「新時代の女性起業家の新しい働き方」。日本とシンガポールの子育て環境/働く環境の違いが鮮明でした。シンガポールは男女ともにもっと肩の力が抜けていて、快適だそうです。非常に考えさせられる内容でした。