【法廷から】
目隠し、異物挿入、放尿撮影…“倒錯プレー”の果てに交際相手らを殺傷した中国人留学生の懺悔
9日後の22日、徐被告は女性に結婚を申し込んだが、女性は「今はまだ無理だよ」と拒絶。女性は23日未明、徐被告が眠っている隙に東京都品川区の実家に戻った。
女性がいないことに気付いた徐被告は同日早朝、包丁を持って女性の実家マンションを訪れ、ベランダから侵入。徐被告を止めようとした義父や母親の首などを包丁で切りつけて義父を殺害した上、逃げた女性を追いかけて首や手などを切りつけ、負傷させた。異変に気づいて駆けつけた女性警察官の両手にも包丁で重傷を負わせたとされる。
結婚話めぐりけんか
これまでの公判では、被告人質問や女性の証人尋問が行われた。そこで明らかになったのは、徐被告と女性の奇妙な関係だった。
同棲を開始してすぐに2人は互いの携帯電話から異性の連絡先を削除。また「別れるときは相手を殺して自分も死のう」と約束したという。さらに女性の要求に応じて徐被告が女性の首を絞めたり、女性が徐被告に目隠しをしたり手首を縛ったりする行為を動画に撮影。一方、女性は徐被告の体内に異物を入れたり、背中にろうそくを垂らしたり、徐被告の放尿の様子を動画で撮影したりした。その際の動画には、女性から「なんでおしっこするの?」と聞かれ、「あなた様のご命令だからです」と話す徐被告の様子が撮影されていた。