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【法廷から】
目隠し、異物挿入、放尿撮影…“倒錯プレー”の果てに交際相手らを殺傷した中国人留学生の懺悔
交際相手の大学生(当時)の日本人女性宅に侵入し、義父=韓国籍、当時(47)=を包丁で殺害した上、女性と母親、駆けつけた女性警察官(26)の3人に包丁で重軽傷を負わせたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた中国人留学生、徐海培(シュ・ハイペイ)被告(26)の裁判員裁判が東京地裁(園原敏彦裁判長)で行われている。凶行は徐被告と女性が出会ってわずか10日後に行われた。公判は2人の“倒錯的な関係”が明らかになるなど注目を集め、傍聴席は連日の満席となっている。徐被告が犯行に及んだ経緯とは-。(社会部 小野田雄一)
出会った直後に同棲(どうせい)
11月21日の初公判で読み上げられた検察側の冒頭陳述などによると、徐被告は中国で日本のアニメに傾倒し、独学で日本語を習得。平成21年に来日し、アルバイトをしながら専門学校や大学で学んでいた。埼玉県内の自宅マンションの壁には大量のアニメのポスターを飾っていたほか、アイドルグループ「AKB48」の大ファンでもあり、同グループなどのCDを約1000枚持っていたという。
女性とインターネット上の婚活サイトで知り合ったのは27年5月13日。デートをした2人は意気投合し、徐被告の埼玉県内のマンションで同棲を始めた。
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