トランプ氏支持で比大統領「聖人になったよう」
2016年12月08日 23時22分 読売新聞
【台北=向井ゆう子】フィリピンのドゥテルテ大統領は7日、マニラで講演し米国のドナルド・トランプ次期大統領から2日の電話会談で、麻薬対策を支持されたと明らかにした。
トランプ氏はドゥテルテ氏に「(麻薬対策を)よくやっている。今後も進めるべきだ」と述べたという。ドゥテルテ氏は「聖人になった気持ちだ」と喜びを表した。
オバマ米大統領はドゥテルテ氏の麻薬対策を「強権的」などと批判した。これに反発したドゥテルテ氏がオバマ氏をののしるような発言をしたため、米比関係が悪化し首脳会談も中止された。
電話会談でトランプ氏は「関係を修復しよう」とドゥテルテ氏に提案。「ワシントンかニューヨークに来たら一緒にコーヒーを飲もう」と呼びかけたという。