ただ、これだけではわざわざ次期米大統領に会いに行った意味はない。ソフトバンクは2013年に米携帯電話4位のスプリントを買収。さらに同3位のTモバイルUSと合併させようとしていたが、14年に米連邦通信委員会と司法省の反対で買収を断念していた。
引き続き合併に意欲的とされる孫氏は「(買収について)今日は話していないが、トランプ氏はさまざまな規制緩和を積極的にすると話していた」と含みを持たせた。
米株式市場でスプリントが一時4%高、TモバイルUSも一時3%高と急騰。7日午前の東京市場ではソフトバンク株が年初来高値を更新した。
孫氏は9月末には韓国の朴槿恵大統領を表敬訪問し、10年間で5兆ウォン(約4600億円)を目標に対韓投資を進める考えを示した。その後、朴氏の疑惑発覚で実現は不透明となったが、各国のトップと話をつける孫氏の政商ぶりがいかんなく発揮されている。