ソロモン諸島でM7.8地震 日本への津波被害心配なし

ソロモン諸島でM7.8地震 日本への津波被害心配なし
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日本時間の9日午前2時39分ごろ、南太平洋のソロモン諸島を震源とする大きな地震がありました。気象庁は、この地震による日本への津波の影響について調べていましたが、午前5時すぎ、「日本の沿岸では多少の潮位の変化があるかもしれませんが、津波の被害の心配はありません」と発表しました。
ハワイにある太平洋津波警報センターから気象庁に入った連絡によりますと、日本時間の9日午前2時39分ごろ、南太平洋で大きな地震がありました。震源地は南太平洋のソロモン諸島で、地震の規模を示すマグニチュードについて、当初8.0と推定されると発表していましたが、その後、7.8に修正しました。

気象庁によりますと、この地震で、震源地に近いソロモン諸島のホニアラとラタ、それにバヌアツのルーガンビルでいずれも高さ10センチの津波を観測したということです。

気象庁は、その後も潮位のデータなどを監視し、日本への津波の影響を調べていましたが、震源地の周辺で大きな津波が観測されなかったことなどから、午前5時10分、「日本の沿岸では多少の潮位の変化はあるかもしれませんが、津波の被害の心配はありません」と発表しました。

ソロモン諸島沖で12センチの津波観測

アメリカの地質調査所によりますと、南太平洋のソロモン諸島沖で9日午前4時半すぎ(日本時間の午前2時半すぎ)、大きな地震がありました。震源地は首都ホニアラの南東およそ200キロで、震源の深さは41キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.8と推定されています。

この地震で、ハワイにある太平洋津波警報センターは、周辺の広い範囲で津波のおそれがあるとして警戒を呼びかけ、日本時間の午前4時前には、ホニアラの沖合で12センチの津波を観測したということです。

その後、太平洋津波警報センターは、数時間にわずかな潮位の変化はあるかもしれないが津波のおそれはほとんどなくなったとして、警戒の呼びかけを解除しました。

ソロモン諸島付近ではこの地震のあともマグニチュード5以上の地震が相次いでいますが、被害が出ているかどうかなど詳しい状況はわかっていません。