2016年12月8日23時06分
11月22日朝に福島県沖で起きた地震で、気象庁は8日、宮城県石巻市に海面から高さ2・1メートルの津波の痕跡が残っていたと発表した。地震が起きた日の観測では、宮城・仙台港の高さ1・4メートルが最大だった。
地元の気象台職員が現地で調査したところ、石巻市の小淵漁港周辺のプレハブのような建物に津波の跡を確認したという。気象庁は、入り組んだ地形の影響で津波が高くなった可能性があるとみている。
地震は午前5時59分ごろ発生。気象庁は3分後に宮城県に津波注意報(0・2メートル以上~1メートル以下)を出したが、仙台港で高さ1・4メートルの津波を観測したため、午前8時9分に津波警報(1メートル超~3メートル以下)に切り替えた。
また、気象庁は北海道や神奈川、静岡、愛知、三重、和歌山の各県でも4センチ~32センチの津波を観測していたことを明らかにした。
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朝日新聞社会部