SKさん フュージョン点検修理結果報告!その2
2016/11/30 Wed. 14:02 [お預かり車両点検修理!!]
こんにちは
昨晩一気に書くつもりでしたが・・・(;^ω^)
続きです。
ブレーキの点検まで報告していましたね。
車両の状態はそんなに深刻なところは有りませんでした。
タイヤ等も空気圧の点検だけで大丈夫で、足回りもステムベアリング以外は大丈夫です。
それでは引き続きエンジン周辺から報告していきます。
エンジンの調子はまずまずです。
かかりも悪くないし、調子も悪くありませんね(#^.^#)
スクーターのエンジン周辺は、ほぼリア回りに集約されていますので、外装などを外して確認していきました。
まずは駆動系(Dベルト周辺)
カバーをめくり分解をして確認します。
部品を見ていると極端な消耗は見られません。
走行距離は35000キロほどで交換はどのタイミングなのかが分かりにくい状況でした。
クラッチ&ドリブンプーリー
クラッチシューの消耗もまだ心配いりません。6万㌔時で交換になるのではないかな~
プーリー側のグリスも切れている感じはありません。
ダストの貯まりもそれほどひどい状態ではありません。
中古購入時に整備されていたのかもしれませんね!
組み付け時に更にグリスアップしておけばOK
ドライブプーリー&ウェイトローラー
極端なグリス漏れもなく問題なし
フュージョンは湿式タイプなので裏蓋を外してローラーを確認してみます。
グリスがてんこ盛り入っているのが特徴の湿式タイプ
ウェイトローラーは方べりが出ていますね。
ベルトの交換時は一緒に交換です。
グリスも古い物の除去と詰め直しが必要です。
ベルトはまだきれい?
中途半端な消耗品交換で、走行距離がいつのタイミングで作業されているのかわかりにくいんですが、
駆動系OH作業するなら4万㌔付近がいいかもしれませんね。
今回はそのままメンテナンスのみで、交換無でも良いようですね~
エアクリーナー
程良く汚れてますね。
古そうな感じもするので一度交換しておいた方が良いと思います。
点火プラグ
電極消耗も少なく、焼けも文句なし。
エンジンオイル
以前バッテリー交換の時に交換している事が分かりました。
色もまだ綺麗だし量も適量です。
フューエルリッド裏に次回走行距離のラベルを貼ってあったのでこのラベルの距離になったら交換に来てくださいね。
ホンダスクーターエンジンの弱点ヘッドカバー周辺のオイル漏れもまだ確認できません。
冷却水
ラジエターキャップを開けて中身を確認。
色も薄まっておりリザーブタンクの方も量が減ってきています。
一度交換が良いでしょう。
水漏れ等は確認できませんでしたので、交換だけで大丈夫です。
以上で点検は終わりです。
下にまとめておきますので、その内容で見積もりを作成しご連絡です。
・ステムベアイング交換(おすすめ)
・ブレーキフルード交換エア抜き(必須)
・ブレーキキャリパー、ピストン揉み出しグリスアップ(必須)
・バッテリー充電(サービス)
・エアクリーナエレメント交換(おすすめ)
・冷却水交換(必須)
・マフラージョイントバンド交換(必須)←エキパイ部のバンドで錆が酷くて固着しています。
以上です。
SKさん フュージョン点検修理結果報告!その1
2016/11/30 Wed. 02:31 [お預かり車両点検修理!!]
SKさん大変お待たせしました。
フュージョンの点検は終わっていたのですが、少し内容が伝わりにくいと思ったので、ブログにて報告です。
以前うちでバッテリーなどを点検交換されていたのですが、その際に点検をお勧めしていたところご依頼くださったという経緯です。
有難う御座います。
では早速点検報告してまいります。
その以前交換したバッテリーですが・・・
常時電圧
12.39V少し低くなっていますね・・・
前回交換させていただいたのが7月末で、走行距離を確認すると250㌔ほどしか乗られていません。
この車両には、純正のセキュリティーもついているタイプなので、もう少し走行距離を伸ばしてもらった方が良いかもしれませんね(;^ω^)
今回は一度充電しておきますので、少し様子を見てもらった方が良いかもしれません。
充電電圧
エンジンがかかれば充電はちゃんとしているようですね。
まだ新しいので問題はそう起こらないと思いますが、寿命に影響する可能性が高いので、もしチョコ乗りが多いようでしたら、少し改善してもらった方が良いと思います。
兎に角満充電しておきますので、様子を見てくださいね。
ステアリング
フロントをリフトして、ハンドルをこのように真ん中付近に持っていくと引っかかる感じが出ています。
この症状は、以前からこのブログで度々ご紹介していますが、ステムベアリングの段付き摩耗が出ている症状です。
ハンドルも大きいし、乗っていてもわかりにくいと思いますが、実際はオートバイが持つセルフステアリング(直進安定性につながる作用)が機能しにくくなります。
今は症状でいうと末期に入りかけております。
このままの状態でも、多分普通に乗れますが、これからはどんどん乗りにくいい状態へ変化していきますので、今のうちに修理してはどうでしょうか?
走行中ハンドルが取られる感じがしたり、まっすぐ走っているとハンドルで修正したくなる場面が増えていくような症状に変わります。
続きまして
ブレーキです。
バッドの残量はまだしっかりありますので大丈夫ですが、ピストンの動きが少し悪くなってきていますね。スライドピンも硬くて固着しかかってますし、このままだと少し心配です。
今回は、汚れもひどいので、外部から洗浄とグリスアップ、ピストンは揉み出しして作動不良を改善しておこうと思います。
フルード
良い色になっています。
交換ですね。2年に一度は交換するようにしましょう~
リアブレーキ
リアはドラムブレーキになるのですが、すでに社外品にて交換されていたようですね。
少しダストが多かったので、エアーにて掃除しておきました。
前後共にクッションが柔らかく感じましたが、もともとこのスクーターは乗り心地優先の車両なので、問題は無いかなw
続いて・・
エンジン周辺と行きたいところですが、、、
ごめんなさい続きは明日書いていきます。
よろしくお願いします。
FWさん ゼファー750車検前点検 結果報告!
2016/11/30 Wed. 01:50 [お預かり車両点検修理!!]
こんばんは
随分お待たせしてますFWさんのZEP750のキャブレターの分解が終わり、やっと報告できるところまで来たのでご報告です。
まずはいつも通りバッテリーのチェック
常時電圧
少し元気がなくなってきていますね。
しかし、まだ充電で大丈夫だと思います。
電気周りの点検をするべくエンジンを始動してみたのですが、エンジンがかかりません。
元々調子が悪い事も修理ご依頼だったので、少し調子を確認してみました。
FBには動画で調子の事を少し解説してますので、良かったら見てみてくださいね。
11月10日の記事です。
原因はキャブレターのオーバーフローです。
最初は普通に始動してみたのですが、初爆があるもののかかるところまではいきませんでした。
ここで一度キャブレターのガソリンを抜いてみたのですが、すごく鼻を突くにおいがします。。。
ガソリンが腐食している臭いですね。
一先ずドレンコックを閉めて、点滴ガソリンで再始動を試みますと、何とか始動してくれます。
しかし、完全に4気筒のうち何気筒か失火しているようで、アイドリングはしてくれません。
ガソリンがこぼれている感じもしたので、ここで一旦作業をやめ状態の把握に努めることにしました。
エアクリーナボックスを確認してみたのですが、キャブの中が汚れているのでしょう、ガソリンの規制がうまくできずエアクリーナボックス内部に貯まっていました。
エンジンをかけていた時にマフラーエキパイ部の温度で失火していることが分かったのですが、特にひどいのが、#2シリンダーでほとんど失火していました。
プラグを点検していきます。
左から#1~4となりますが、1と2番のかぶりが酷いのが分かると思います。
プラグキャップにも少し痛みがありました。
キャップとコードの繋ぎの部分で、先っちょが劣化で接触不良を起こしています。
これは直接的な原因ではありませんでしたがね・・
先を揃えてキャップにしっかり食い込ませておきました。
そしてキャブレターを本日ようやく分解し原因を特定
1番2番のエアポートの周辺がワニス汚れがひどいですね・・
キャブ同士のジョイント部も燃料漏れの跡がありました。長らくパッキンなどの交換が無いのでしょうね。。
早速分解していきました。
まずはトップ部からですが、#1のバキュームピストンに着くニードルには腐ったガソリンのタールがこべりついています。
これでは繊細なメイン系統の計量が出来ません。
キャブ本体の方もそれなりに汚れが貯まっています。
以前から、乗っていない時間が多い車両だったようです。
燃料の貯まるチャンバー部はどうなっているのでしょう~
2番のフロートを外そうとして気が付いたのですが、バルブの取り付け用のクリップが脱落しています。
外すとこんな感じ・・
これではフロートが下がりバルブを開きたくても、クリップが外れているので開けず、閉じたくてもスムーズには動けない状態だと思います。
しかし、何故この部品がこのようになったのかが問題ですね・・・
以前の作業で組み付けミスがあったのか、固着してフロートの動きについてこれず脱落したのかですが、そうは考えにくいですね。このような状態になっているのを見たのは初めてです。
しかし、2番だけがやたらかぶりを起していたのはこれが原因でしょう。
フロートチャンバーの底部はガソリンの腐食によるタールで汚れがびっしりです。
刺激臭がしたのはこのせいですね。
ジェット類もワニスがびっしりでした。
メインとパイロットジェットは再使用は不可です。
それと、メインジェットですが通常#1,4は88番 #2,3は92番ですが
この車両は#1は92#2は88番#3は92番#4は88番
と、でたらめな取り付けでした・・・
その他の部品は各気筒共通なので、違いはここだけですが調子を崩すには十分すぎますね~
あと各気筒をつなぐパイプ類のパッキンも完全につぶれています。
特に燃料が通るバイパスもパッキンが硬くなっており、燃料漏れがあってもおかしくない状況ですね。
ジェット、パッキン類は交換し、その他部品は本体を含めて綺麗に洗浄し再使用となるオーバーホールを予定しています。
あと点火プラグは調子にもろ影響するので交換。エンジンオイルもガソリンが混ざっている可能性が高いため、フィルターも含めて交換が良いですね。
エンジン周辺はこんなところですね。
エアクリーナーエレメントは社外品ですが、内部の形を形成する金具がひずんでいますが、そんなに調子に影響を出さないようなので、そのまま使用していきます。
しかし、ケースの方は取り付けがまずいですね。。。
写真ではわかりにくいですが、前後に組み合わされるケースの継ぎ目がちゃんと組まれておらず隙間が結構空いていました。
この隙間から2次的な空気を吸い込んでしまうので、調子に影響します。
組み付け方が悪いだけなので、組み直して仕上げます。
それでは引き続き車体の方へ点検を戻します。
足回りは特にひどいところは見当たりませんでしたが、ブレーキが少し具合悪い感じ
キャリパーのピストンの作動がすこぶる悪いですね・・
ピストンの汚れもひどいですし、錆もちょこちょこ出始めています。
何回か戻してみますが、硬くて作動不良を起こしているようです。
パッドも前後共に残量がありますが、こちらは台座が傷んでいて少し再使用は不安が残ります。
かなりの年数使用している感じですね・・
マスターシリンダー
レバーの付け根のダストブーツが破けています。
タッチも少し頼りない感じです。
フルードは2年ほど前に交換されているようですが、前後共にブレーキはオーバーホールの時期に来ていると思います。
今は問題ないように思っても、突然おかしくなる可能性が高いですね。
キャリパーなどは塗装がされているので、オーバーホール時に色が落ちる可能性があります。
出来るだけ作業する際は気を付けますが、そこが少し心配(;^ω^)
電気まわり
ヘッドライトがハンドルの末切りの際に切れたり点いたりするんですが、これはハンドルのスイッチからのハーネスで断線があると思います。
まだ詳しくは調べていませんが、断線しているところを繋いで修復します。
あとホーンが鳴らないので調べてみたら・・・
スイッチの接点不良もあったのですが、ホーン本体もダメなようですね・・・
ホーンは交換となります。
点検は以上です。
今回の点検では以下の内容が指摘されます。
・キャブレターOH(必須)
・ガソリン抜き替え(必須)
・点火プラグ交換(必須)
・プラグコード補修(施工済み)
・エンジンオイル、オイルエレメント交換(必須)
・バッテリー充電(必須)
・ブレーキ前後OH(必須)
・ホーン交換(必須)
・ハンドルスイッチハーネス断線修復(必須)
・Dチェン調整、給油
・ハンドルやグリップなどの御依頼分
その他、ご依頼分と含めて見積もりを起していますので、もう少々お待ちくださいね・・
続きまして・・・
SKさんのフュージョンの点検報告です。
69-ON!最終戦 レースレポ ぼったくりコーナーのスポンジの向こう側
2016/10/31 Mon. 23:17 [レース活動]
こんばんは
昨日10月30日は我がチーム地元ホームコースである堺カートランドで行われたシリーズ戦69-ONに参加してまいりました。
まずは最初に!
今回いろんな方が我々の写真を撮って頂きました事、またそれらの写真を使わせて頂ける事を感謝いたします。本当に有難うございます。
チームからはSS42クラスにL.DIO-ZXで、スプリントデビュー戦の今年チーム入りしたタイガ ゼッケン5
SS39クラスにはNSF100STでカズキ ゼッケン25
フルオープンクラスにはS8で今年チーム入りした松本 ゼッケン10
そして同じくフルオープンクラスにS8で、私臼野 ゼッケン2
こんなメンツで挑みました。
それぞれ課題を持ちそれなりに練習を重ねてこの大会に参戦!
まずはタイガから
SS42クラスとは、42秒を切るとダメなタイム制限クラスです。
ですから、車種排気量は問わないんです。
そんなところへFN仕様のノーマルDIOで挑んだタイガ・・・
スタートからごぼう抜きされ結果は・・・ベッタ
でも、走らないバイクでコーナーを必死に走るその様は、カッコよかった。
色々勉強になったんじゃないかな~
続いてSS39クラスのカズキ
スタートを決めてホールショットを奪い、途中赤旗中断後もそれを守り続け、なんと初優勝!
中学生のころチーム入りし、黙々と練習し獲得!
速くなったな! 最高にかっこ良かったよ!
おめでとう!!
そして我々フルオープンクラス
松本はS8では初レースで、シェイクダウンしたバイクでの練習でもまだまだ勉強中で課題の多かったレースなんじゃないかな~
と言うのも、私も走ってたので、まだどのようなレースになったのか聞けてないんですw
また、ゆっくり聞かせてもらおうかな~
そして私はと言いますと・・・
この最終戦はシリーズチャンプがかかった大事なレースでした。
ですので、前回のレース美浜戦が終わった直後から、堺を走り込み、自分自身も体を追い込むため毎朝トレーニングしたりして準備してきました。
練習では前回のレース予選で出した35秒8のタイムを更新すべくアタックし続けて、アベレージだけは近づけるところまでは出来ていましたね。
マシンのポテンシャルもいい感じに仕上げることが出来ていました。
今年の初めからエンジンを大事に大事にメンテナンスし、チャンバーはヒデハルエンジニアリング様よりテスト管をお借りしパワーが出るようにテストの繰り返しで今季最高の仕上がりになっていたマシン。
公式練習で仕上がり具合をチェックしましたが、最高によく走ってくれてました!
タイムは一番時計をたたき出して順調な滑り出しでしたね!
そんなレース前には、巨匠ヒデハルさんから色々とアドバイスも頂けて、本当に感謝です。
予選は、前回一人タイムでは出す自信が無かったので、ライバル貝崎君の後ろでアタックしPPを取ったんですが、今回は違います。
少しだけ皆より先に準備して一番にコースへ出て一人アタックを選択。
作戦通り35秒796をたたき出しコンマ秒差でポールポジションを獲得。
今回のトップランカーは全国的に有名なライダーばかり!
その中で一番時計を記録できたのは、嬉しかったですね♪
決勝レースまでは2時間耐久や、他のレースがあるので、かなり長いインターバルが有り、かなり精神的にも辛かったですね~
そんな決勝は一番最後の夕刻でした。
元々気温があまり上がらない季節になっているので、気温、路面温度も低くなってきていました。
そこに少し誤算が出てくるわけですが、読みが甘かったですね。
レースが近づいてくると考える時間が長くなります。
いつ撮られたのか全然気づかなかったけど・・・こうしてみると、確かに誰も話しかけられないねw
決勝グリッドはもちろんPP
綺麗な69ONガールの立花さとみさんが傘持ちをしてくれて、嬉しかったw
この後のウオームアップランは2周ですが、、、
レースが始まってるのかと思うくらいの攻めがありましたが、負けてなかったと思います。
再度グリッドにつきいよいよレーススタートを待ちます。
この時の緊張感がやばいくらい気持ちいいんすよねw
レッドフラッグが下がって、いよいよスタート。
スターターが旗を降ろす瞬間の癖をしっかり見ていたので、ロケットスタートを決めて無事にホールショットを奪います。
まずは1周は我慢してブロックに専念
しかし、あちこちでぶつかる勢いで貝崎君のアタックを浴びます。
始まってすぐに感じたのが、タイヤの設置感!
全然足が硬くてグリップしてません。
気温が下がりサスペンションが硬くなってたんですね~
ブロックするとイン付きが速いので、しなやかに動いてほしい足回りはタイヤを酷使していました。
当然、苦しい展開になるんですが、意地でも出さないように必死に耐えますが、Z字コーナー立ち上がりでハイサイド気味になり、その最終コーナーではスリップ・・
そのすきに貝崎君を先頭に辻村さん、入江君に先行され一時4位まで降位。
すぐさま立ち上がりでプッシュし2位に返り咲きます。
しかし、貝崎君に一車身空けられてしまいます。
その差を埋めるべくブレーキングで調整し、じりじり詰めて行きますが中々埋まらないw
1コーナーを攻めて2コーナでクロスさせて3コーナーを狙う作戦で、1コーナーに思いっきり突っ込みます。スロットルも通常より長く開けていたのをはっきり覚えてます。
その後、2コーナの侵入に備えて、スロットルを戻した瞬間!
「キュ~~~~ルルルル」何やらスキール音w
リヤが流れていきます。
あ・・
と思った矢先にフロント荷重が一気に抜けて前後同時にズル!
ほぼ全開のまま1コーナをものすごい速度で離脱・・・・
バイクが先に行くのを見た瞬間、受け身を取って背中を向けたんですが、今度は見える景色がバックしていく前方しかなく・・・・
スポンジバリアに刺さったバイクめがけて一直線に自分もど~~ん
背中に物凄い衝撃を受けた瞬間、息が出来ない激痛に襲われる。
右足も完全にスポンジの下敷きになって、息もできず悶絶状態・・・
やっと息ができるようになって、状況が分かりました。
「やっちまった」
その後、かなり心配してくれたオフィシャルの指示で、ぶつかったスポンジの向こう側に退避。
自分のレースがあっけなく終わり、悔しい感情が爆発。
地面に右手をたたきつけて・・・空を仰ぎました。
何とも言えない長い時間が過ぎていきます。
結局、優勝は貝崎君。
2戦連続優勝で、私はリタイヤのノーポイントに終わり、なんと!シリーズまで持っていかれました(>_<)
久しぶりに本気で自分に怒り、悔しくて泣きそうになったな~
しかし、これもレース。
飲み込むしかないんです。
今季最大の失敗レースになってしまいました。
これまで協力、応援してくれた方々に申し訳なくて・・・
今でも泣きたいくらい悔しいです。
本気でぼったくりコーナーの土を持って帰ろうか悩んだほどw
次は来年になりますが、もっと頑張って、いい成績で恩返しできればと思っていますので、今後とも皆様よろしくお願いします!
今年ご協力、お世話頂いた
ヒデハルエンジニアリング八木さん
ペイントショップばぎ~さん
NUTEC谷川さん
<ZAC-SPEED>RACING南部さん、早田君
西港ベース中野さん
ブリジストンタイヤを供給してくれるタイヤサプライさん
写真などを提供してくれた各個人様
その他大勢の方々・・
EVOLVE-Rのみんな
応援に駆けつけてくれた、当店お客様
いつも笑顔で送り出してくれる嫁さんと家族
今年最後のレースで不甲斐ない結果ですみません・・・
最後に
このレースを主催運営の笹崎さんとその他スタッフの皆さん
今年一年有難う御座いました。そしてお疲れ様でした。
これで、今年の私のレースは終わりですが、嬉しい事悔しい事・・・何かとありました。
色々な方の応援やアドバイス、そしてお手伝いが無ければレースできません。
その恩義に報うためには、もう一層の努力と頑張りが必要なことが分かりました。
来年はロード選手権に挑戦したく準備を始めます。
まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします。
おわり
ライディングスポーツカップ最終戦IN美浜サーキット 参戦!
2016/10/11 Tue. 01:15 [レース活動]
こんばんは
久しぶりにレースレポです。
10月9日に愛知県は美浜町にあります美浜サーキットで行われた、ライディングスポーツカップ最終戦に参加してまいりました。
このレースもいよいよ最終戦。
今回はチームで出るのは私臼野だけです。
第2戦で感じた体力面の強化。フロント足の違和感を払しょくするため、このレースに備えてきましたが、肝心な美浜のコースの練習日は雨が降った後の状態の悪い日や、後で結論が出るファイナルの変更の慣らし等で思ったほどタイムには反映できていませんでした。
しかし、体力アップに朝一からランニングなどをしてきてスタミナは十分ついた感じはわかりましたね。
そんな決勝までの1か月間を過ごしいよいよ前日から美浜サーキットに最終調整に入ります。
しかし、天気予報では8日9日は雨!(;^ω^)
でも、私に選ぶ権利などありませんw槍でも何でも降りやがれ!的な感じで用意していました。
今回も札幌ドーナツA'zor(アゾル)様よりハイエースを借して頂きました。
今年一年遠征では、大変お世話になりました。本当にありがとうございます。
午前4時に家を出て7時頃サーキット入り。
荷物を降ろし準備を開始し、設営もできました。
気になる天気は何とか雨も止んで、走行できそうな感じですw
いつでも降ってきそうな空模様でしたが・・・
幸い一日持ってくれました~
先週練習へ来た時に試したファイナルの変更を体に刷り込むために、淡々と走りますが、中々なじみません・・と言うか、タイムに反映しない?と言った方が良いのかな?
感触が良かっただけになれることに集中し、足回りのセット出しに集中して走行を続けます。
ここで革新的に変化があたのが、体力面です。
結構な一枠で周回してみたんですが、スタミナ切れは感じません。
9月中旬から始めたランニングの成果ですねw
それに前回まで不安のあったフロント足の状態も完全に克服できたようです。
原因は簡単!単なる荷重不足でした。
フォークの突き出し量を増やして、それに伴うリヤサスのセットアップに神経を集中し突っ込み良し、立ち上がり良しと、自分が思っていた足が出来上がりました。
ライバルである船間選手やトガネ選手、最近メキメキ速くなっているちびっこライダーの翼君やアスカ君共比較もでき準備は完了と言ったところで、前日練習は終了~
ZAC-SPEEDの南部さんが来ていない事が寂しかったかな(;^ω^)
いつも通り、練習終わりからマシンの整備を夜遅くまで作業!
これもいつも通り、明日も晴れる予定?希望を胸に晴れセットで準備を終えて、おビールを頂きまして翌日に備えます。
決勝当日
爆眠していると、早朝何やら騒がしい・・・
「ざーーーー」
私(;・∀・)
6時前に目を覚ますと、窓の外は大雨でした。
今回も幸いピットを確保できたので、マシンや道具類は濡れてませんが、私の脳裏は・・・ww
重たい腰を上げピットへ移動して雨走行に準備をし始めるんですが、実は雨の走行はS8では初めて・・・
レインタイヤは用意してるけど、まったくもって未知数w
ミニバイクでの雨走行は苦手ではありませんが、得意でもない・・・
公式練習で慣れるしかありませんが、サスセットから、キャブセッティング、ファイナルのセット・・・未知数www(;・∀・)
そこからがあわただしくなるわけです。
経験から足をどうしようか考えた挙句そのまま行く事に!
練習で感じたそれを調整と・・キャブはエンジン始動から暖気の中で感じたセッティングで対応。
ファイナルは~
前回まで使用していた6速仕様のショートレンジに戻して対応。
なんだかんだして練習開始します。
走り出しはレインの感触を得るため徐々にペースを上げる方向であっという間の練習は終わりでした。
幸い雨も止んでくれて、予選までの間は変更と確認に追われます。
すっかり雨も止んで路面はWETみたいな状況で、7分間のタイムアタック
走り出して、思ったような感触になっていることに安心してペースを上げますが、中々クリアラップが取れませんw
しかし、最後の一周でぎりぎりクリアが取れ何とか感触良く予選終了~
結果は?
CBR250Rと混走でS8クラスではアスカ君に次ぎ2位
意外と楽しかった予選でした。もっと走りたかったが本音ですかねw
まだまだいける自信が着いた予選でした。
さぁヒート1のグリッドも決まります。
ライバルである船間君やトガネ君、南部さんはレインを持って来ていなかったみたいで、かなり後ろです。
ちびっこ達を振り切ればヒート1は?
いやいや雨やんだし、路面はどんどん乾いてるし~
ドライでのレースは確実です。
予想通り、風が強く路面は急速に乾いてすっかりドライ路面に・・・
ここで最大の修羅場・・
ドライ用のスリックの皮むきが朝の天候のおかげでできてません(;^ω^)
春にあった春祭りで、私の勘違いで模擬レースを同じ状況で迎えたんですが、見事に3週目に1コーナーで消えてしまうというトラウマを抱えてしまいます。
どうしよう・・・
古タイヤで行くか、玉砕覚悟でNewタイヤで行くか・・・
決断の時
もちろん勝ちにこだわるなら玉砕ですなw
ヒート1
スタート前にグリッドでは、ドキドキ心拍数が上がり始め
落ち着け~落ち着け~言い聞かしますが・・・(;・∀・)
全然落ち着かね~
序盤はペースを崩さず落ち着いて1周で皮向いて、2周目スパート掛ける。
シグナルが灯り消灯!
一斉に飛び出しますが、両脇のアスカ君、翼君が速い!!
1コーナではらんだ翼君をクロスでかわし、アスカ君の背後へ。
ここから皮むき開始!
タイヤを十分潰しながらしっかりなじませていきます。
が。。。アスカ君が逃げはじめたので、待ちきれず後半セクションで早めのスパートをかけます。
しかし、定常円コーナ手前で・・
ずる!!
一瞬ひるみますが、ぐっとこらえて我慢
2周目?3周目のどこかでパスしてやるぞともがいてると、なんと後ろから船間君がすきを突いて前に出られてしまう。
ここは負けじと着いていきます。
若干滑り気味ですが、タイヤもグリップし始めアスカ君をパスし、追撃態勢!
若干差を開けられてしまいますが、後半一気に船間君に追いついたところで、チェッカーでございました。
ヒート1結果
2位
仕方ない。しかし、今回はちぎられなかっただけでも良し!
しかし、急にペースが落ちたようにも感じたので、船間君にインタビュー
わたし「えらいペース落としたけどどしたん?」
船間君「電池切れですw追いつくのに体力奪われて集中できなくなりました」
わたし「え~~」
でも、負けは負けw
ヒート2
今年はこれで最後
グリッドは安定の2位獲得w
太陽も顔出して、朝とは打って変わってドライ!
スタートミスさえしなければ、ホールショットもあり得る!
こうなれば行くっきゃないでしょ!!
最後だし、もう守るものありませんw
グリッドでは安定の2位獲得wwwくそ
シグナルが灯り、消灯!
ほんの少し反応が遅れた・・
ものの見事に4位脱落w
ちびっこ達に前をふさがれますが、丁寧にパスし、目指すは船間君!
しかし、さっきょり距離がある。
しかし、時間も余ってる。
どこまで詰めれるのかわからないけど、とにかく丁寧にコーナー速度を落とさずついて行く。
するとじり貧だが追いつき始めた!
船間君「電池切れですw追いつくのに体力奪われて集中できなくなりました」
来たな~w
一気にスパートし背中が大きく見えるように
ストレートに戻ってくると[L1]の文字
ラストラップだ。
この距離なら最終コーナーで仕掛けられる。
慎重に走り、裏直付近でロックオン!
最終コーナ手前の定常円脱出でコーナーでラインを外してロケット発射!
が、思ったより船間君も脱出速度が速くて、交錯することなく最終コーナーを立ち上がってしまう・・・いわゆる不発弾(>_<)
結局0.6秒差で・・・2位獲得 シリーズランキングも2位獲得wwww もうええわw
シリーズ戦が終わりました。
大変勉強になりました。
結果は結果と受け止めて、来年リベンジします!
当日参加したエントラントの皆さん。ライスポカップ主催運営者様。美浜サーキット様。お疲れ様でした。
今回も協力していただけた
テストチャンバーを貸して頂いた
ヒデハルエンジニアリング様
エアファンネルを提供してくれた
西港ベース様
完璧なつなぎを作ってくれる
ライディングコスチュームT&T様
塗装でお世話になった
ペイントショップばぎ~様
確実なオイルを提供してくれる
NUTEC様
色々アドバイス頂ける
ZAC-SPEED様
車を貸して頂けた
札幌ドーナツ AZOR様
いつも笑顔で居てくれる家族
有り難う御座いました!
もっといい成績を残せるように頑張ります。
ま、やることやってすっきりしたような気もします。
次こそは!てっぺん取るで!!!