最近かなり騒がれているWELQのパクリ問題。
WELQ以外の他のキュレーションサイトも軒並み記事公開の停止を行っています。
よく読んでいたサイトもあり、ちょっと残念。
しかし、今回の問題は自分もいろいろと考えさせられる部分がありました。
爆発的に利益を上げるなら手法は問わない?
私は営業という仕事柄、「数字」「結果」というものを常に求められます。
どんなに努力しても、どんなに顧客に感謝されても、それが結果に結びつかなければ評価はされません。
数字がでなければそれは無駄。結果がでなければ無能。
厳しいですが、これが営業の真実です。
自身の労力と結果が結びつかず、追い込まれて会社を去る人間。うつになる人間を何人も見てきました。
「数字を上げるためならク〇リと〇〇〇(完全自主規制)以外なんでも売れ!!」
と激を飛ばされたこともあります。完全にブラックな感じですが、私はこれを聞いて逆に今までの概念以外のことをやってやろう。と思いそれを行動に移し、結果を出してきました。
その中には正直、グレーな手法もありました。
クロではないがシロでもない。
ある意味危険な手法です。
しかし、その手法を使ったほうが爆発的に売り上げが上がる訳です。
世の中ってそんなもんだと思いませんか?
今回のWELQも正にそんな感じですよね。
検索エンジンのアルゴリズムを分析し、徹底的にSEO対策を施した記事を外注ライターに書かせて大量に公表し、検索結果の上位を独占する。
検索で答えを求めて来ている人に対し、記事の内容は他サイトの記事をリライトしたものや、医学的には全く認められていないことをそれらしく書いたり。
さすがに肩こりの原因が霊というのは吹きましたが・・・
完全にモラルと読者を無視した手法ですが、大量にアクセスを集めて爆発的な収益を得るには最短の道だったのでしょう。
しかし、瞬間的に利益を得るために起こしたグレーな行動は必ず破綻します。
クリエイティブとグレーの境界線
常識には囚われない、自由で奇抜な発想を持ち行動する人を「クリエイティブな人」と言ったりします。
クリエイティブ。創造的という意味で使用されますが、よく漫画やアニメでも、皆が考え付かない型破りな発想で勝負に勝利するシーンがあります。
しかし、そのような行動は一歩間違えれば全滅ENDに成りかねない場合もあります。
あのホリエモンも常識に囚われない型破りな手法を行い爆発的利益、知名度を得ますが、結局それで目をつけられて逮捕されてしまいました。
クリエイティブな発想はもちろん大事ですし、その発想に基づいた行動で瞬間的、爆発的に売上、利益が上がることもあるかもしれませんが、その手法は本当に正しいのか?
定石でない手法には必ずなにかしらの落とし穴がある。と常に考えておいたほうがいいですね。
もしその手法がグレーであるならば、そのリスクもしっかりと考えて行動に移す必要があるな。と改めて思いました。
瞬間的な利益を考え行動するのではなく、大局をみて行動する。
明日から考えて仕事します。
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