本公演で初座長を務める加藤は「座長という言葉に囚われてしまったというか、結構なプレッシャーがありましたけど、小林さんに付いていきましてなんとかパタリロになれたんじゃないかと思います。このパタリロっぷりを観ていただきたいです」と胸中を明かす。青木は「バンコランという大役をいただきまして、誠に光栄であります。BLものの走りということで、バンコランとマライヒのそういうところにも注目していただければ」、佐奈も「最年少で『パタリロ!』に参加させていただいたんですけど、類まれなる美少年の色気を思う存分に発揮して、客席の皆様と『パタリロ!』を盛り上げたい」と美少年キラーことバンコランと絶世の美少年・マライヒのラブシーンへの期待をあおった。
小林は「昭和のおおらかなギャグの世界を存分にやっていきたい」と意気込み、「脚本は
好きなシーンを聞かれた加藤は「マライヒとバンコランのラブラブシーン。2人の愛って本当に純粋で、観ていてドキドキしちゃう」と回答。埼玉出身の青木は「埼玉県民ならではのくだりがあるんですけど。そこが楽しいです」と魔夜の「翔んで埼玉」の登場を期待させるコメントも。佐奈は「魔夜メンズの働きぶりを、じっくり目に収めていただきたい」と、「魔夜峰央の世界観全てを表現することが出来るスペシャリストに与えられた称号」と公式サイトに説明されている魔夜メンズに言及した。
そして加藤の座長ぶりを問われた青木と佐奈は、ともに「素晴らしい座長」と断言。青木が「この作品の中心に立っていることが、奇跡的にフィットしている。諒君がいるときといないときでは、稽古場の空気も違うんです。和やかで、あったかくて楽しい、笑いがどこからか生まれてくる雰囲気。それは諒くんにしか生み出せない」と称えると、加藤は「恥ずかしいー」と照れてみせる。佐奈が加藤の稽古現場での猛練習エピソードを話し、「ついていきたくなる座長です」と尊敬の眼差しを向けると、加藤は感極まった様子で身をよじらせた。
舞台「パタリロ!」はマリネラ王国の王子・パタリロが、イギリスに観光にやってくるシーンからスタート。「パタリロ!テーマ!」「ビバ!花とゆめ」「キラー バンコラン」など小林が制作した茶目っ気たっぷりでノリのいい曲に合わせ、キレのあるダンスをキャストたちが披露する場面や、「ガラスの仮面」の月影先生らしきパネルが登場する演出、タマネギ部隊のフェロモンたっぷりのサービスシーンなど見どころ満載な舞台に仕上がっている。
また舞台「パタリロ!」の第2弾が2018年春に上演されることも決定。詳細は随時サイトにて発表されていく。さらに千秋楽翌日の12月26日10時より、dアニメストアで舞台「パタリロ!」が期間限定でレンタル配信される。限定映像が付くので、劇場で観た人もチェックしてみよう。dアニメストア会員限定のキャストイベントも行われる予定。
なおコミックナタリーでは魔夜と加藤の対談を公開中。「パタリロ!」の幻の最終回、“パタリロを演じられる人間がいないため、実写化は不可能”と思われてきた「パタリロ!」の舞台化について語り明かしている。※特集記事へはこちらから!
「パタリロ!」特集 魔夜峰央×加藤諒トーク (1/4) - コミックナタリー Power Push