北海道新幹線が開業する26日昼、津軽海峡を挟んで向かい合う北海道福島町と青森県外ケ浜町が江戸時代の「のろし上げ」を再現する。福島町が18年前、フェリー就航記念で造ったのろし台などを使う。
のろしは旧松前藩主が参勤交代で津軽海峡を渡る際、道内最南端の白神岬と津軽半島北端の竜飛崎で上げた。26日は「はやぶさ22号」の木古内駅(北海道)出発時と奥津軽いまべつ駅(青森県)到着時に上げる。
スギやヨモギの葉を燃やす伝統的な手法で再現。約30キロ離れているが、12日に行った試験では煙が確認できたという。福島町の担当者は「新幹線を大名行列になぞらえ、楽しんでほしい」。【遠藤修平】