フリーランスデザイナー11年やっているぼくが使っているオンライン請求書サービスにランキングを付けてみました。
今回書いた3つのサービスは、すべて実際使っている(た)ものです。
かなり情熱のある(長いとも言う)解説になりましたので、よろしくお願いいたします。
オンライン請求書サービスってほーーーんと、よく考えられてます。
請求書を切手を貼って発送してくれたり(しかもたまに無料で!)確定申告のときに同期できたり…
今まで、エクセルで行っていた作業がこんな便利になるなんてね。いい時代だわ。
Excelで請求書作っている派は「Excelで作っていても困っていない」というけど、オンラインで作ったらこんなに便利だよ〜!
という情熱が爆発して長文になってしまいました
いつランキング始まるんだよ!って方は目次からどうぞ!すみません!
- そもそも「クラウド請求書制作サービスを使う理由はない」
- オンライン請求書作成サービスに共通する3つの良いところと、1つのクソな所。
- 1.データの扱いやすさ
- 2.データの安全性
- 3.確定申告の時のデータ取り込み
- 3位 MakeLeaps(メイクリープス) 【郵送ポイント裏技あり】
- でも、MakeLeapsを辞めた理由
- 2位 クラウド会計ソフト freee (フリー)
- ぼくが、freeeで請求書を作るのを辞めた理由
- 1位 Misoca
- まとめ
そもそも「クラウド請求書制作サービスを使う理由はない」
毎年2月、3月はお客さんと確定申告の話で盛り上がります。
あれは「経費だ」とか「うちの業種はね〜」とかね。
または、みんなで共通の敵を作って盛り上がるという(笑)
で、その時に「ぼくは請求書をクラウドのソフトを使って作っています」と話すと、みなさん「まあウチはエクセルで困っていないんだよね」と言うんですよね。
昔から、Excelで請求書作っているので困ってないんですよね。うん、わかります。
まあ、その通り。ぶっちゃけオンラインを使わなくても困んないです
けど、ほら、手書き大嫌いなデジタル男のぼくでも、使ってみてからわかった「すげえ便利!こんなに作業効率良いんかい!」と思った機能があるんです。
まずはそれを書いてみます
オンライン請求書作成サービスに共通する3つの良いところと、1つのクソな所。
今回紹介するのはMakeLeaps、会計ソフト freee、Misocaなんですが(ぼくが使っていたから)どれにも共通する便利なところを3つ紹介していきます。
1.データの扱いやすさ
昔はぼくもExcelで請求書を作っていたんですけど、(今思えば)フォルダで管理が大変でした。
ほら、ファイル名を付けて日付を付けて、同じ内容でタイトルを変えて見積書と納品書を作る(ご査収のところを、納品しましたに変えたりして)
思い出せばその時はそれが不便だと思っていなかった。
名前を変えれば請求書になるし、むしろ「コピペで楽ちん!」と思っていた
でも、今思えば、結構めんどくさいことやってたな…と思います。
オンラインの請求書作成サービスだと、請求書を『納品書に変換ボタン』を押せばすぐに請求書を納品書に変換してくれます。
日付けも変換した日にしっかり変わります。
もちろん、納品書、見積書用に文言も変えてくれます(ご査収〜てきな文章ね)
2.データの安全性
クラウドは自動保存です。
「パソコンが壊れた!」と言ってもネット上に残っているので安心です。
そりゃサーバーの会社も物理的に壊れたらデータってなくなるんですけど、それで食ってる専門の業者がデータをぞんざいに扱うことはないでしょう。データは彼らにとっても命です。
彼らにとってデータは、パン屋で言ったらパンですし、畳屋で言ったら畳。お菓子屋で言ったらお菓子‥
ああ、キリがない。笑 しつこい!笑
そう、クラウドで仕事している業者さんはデータを大事にしているということを言いたかったんです。
Excelで請求書を作っている人も自分で保存してプラス、DropboxとかGoogle Driveなどのクラウドサービスのダブルで保存をしたらそこそこ安全ではありますけどね。でもそのやりかたはクラウドストレージサービスに慣れていない人はちょっとめんどうでしょう
オンライン請求サービスは保存機能が最初からあるので、クラウドサービスのフォルダを設定…とかナシに、てっとりばやくデータも安全ってのはありますよね
3.確定申告の時のデータ取り込み
会計freeeなら請求書作ったら、そのまま確定申告の時にfreeeで反映されます。
misocaでもMakeLeapsでも簡単にcsv等のデータにできるので、確定申告の時、便利です。
これは間違い無し。
あと税理士さんや経理を頼む人、数人のチームで使う時にアカウント共有ができるのも便利です。
場合によっては権限も変えれて、「この人は見るだけの権利」とかもできますし、見られたくないものが多いなら部分的にcsvにして出しちゃえばExcelでも見れますしとにかくデータの扱いが便利。
その他、電子ハンコの扱いが便利とか、売上が月ごとにクライアントごとに表にできるとか、最近は入金チェックをわかりやすく示しておけるとか便利な機能はまだまだありますし、どんどん充実しています。
今までの技術や常識じゃできなかった機能がどんどん増えていますよね。
freeeで確定申告する時、銀行口座の入金、出金が自動で同期されるなんて、ちょっと前なら絶対考えられなかったですよ‥!
と、盛り上がったところで、実際に使っているオンライン請求サービスランキングスタートです。
あ、オンライン請求書作成サービスのクソな所はさ、オフラインで使えないことです。たまにネットが繋がらないとき、テザリングが制限がかかった時は地獄です。※オフィスで仕事しましょう!
さてここから▼▼
3位 MakeLeaps(メイクリープス) 【郵送ポイント裏技あり】
MakeLeapsは、フリーランスと中小企業向けの見積書・請求書オンライン作成・管理・郵送ツール。ロゴや社印入りのプロフェッショナルな請求書を作成し、クリックひとつで請求書を郵送します。国内20,000社以上の個人事業主や法人に選ばれています。
Misocaと迷って最初はこちらを使っていました。
久々にログインすると文字が小さいなーと思いました…けれど当時は困っていなかった記憶があります。
登録顧客数5つまで問題・・・そして解決法
MakeLeapsは月額無料プランを使用する場合、登録可能な顧客数が5社のみとなっていますので、これから事業を拡大し、かつ、無料で請求書クラウドサービスを利用したい場合は向いていないかもしれません。
でも、無料プランで使えなくはないんですよ。
請求書を作る時に、すばやく呼び出せる取引先の制限が5社ってことなだけです。
一度登録した取引先は消えていませんのでボタンをその都度、呼び出したい取引先を復活させればいいのです。
ちなみに「取引先をアーカイブ」ってボタンと「アーカイブから戻す」のボタンで取引先を管理します。
ちょっと手間が増えるけど実質いくつでも取引先は登録できるということです。
MakeLeapsは郵送代行サービスがヤバすぎる
▲ログインしたら郵便のポイントが13も貯まっていました
郵送代行サービスがあり、1通199円(税込)です。
請求書印刷して、切手を貼って封筒に入れて送ってくれるサービスです。
高いかなーと最初は思ったんですけど、請求書きれいに折るのも、住所書く(印刷したものを貼る)のもやってくれるんですよ!!
しかも、結構ね、郵送代行ポイントが貯まる方法があるんですよ。
その方法はSNSでMakeLeapsのことを宣伝する。
これだけで、1ポイントです。
Twitter、Facebookの両方でシェアすれば2ポイントゲットです。
※2016年12月現在、シェアしてポイントもらえる機能はなくなったようです
でも、MakeLeapsを辞めた理由
久々に管理画面を見て思い出しました。
MakeLeapsって無料プランで納品書が作れないんです。
郵送代行のポイントにはちょいちょいお金を払っていましたが、「納品書を作るだけのためにお金が払えない」と思ってやめました。(有料プランでは納品書が作れます)
当時は「メールポイント10ポイント付き、月額1980円!」だったら加入するのに…と思っていました‥
2位 クラウド会計ソフト freee (フリー)
確定申告にも使えるサービスですが、請求書作成もできます。
請求書を作ってそのまま確定申告のデータになるというわけです。便利っすね。
クラウド会計ソフトシェアナンバーワン、経理の効率が50倍になる、という謳い文句です。
Freeeも請求書の郵送代行サービスがあり、こちらは業界最安値の1通162円(税込)
MakeLeapsになかった見積書も作ることができます…
ぼくが、freeeで請求書を作るのを辞めた理由
いいんですよfreee。今でも確定申告と日々の会計業務に使っています。
しかしね、freeeは領収書が作れないんです。
ちょうど、freeeを使い始めた頃、現金でのやりとりが多くなり領収書を発行することが多くなってきてたんですね。
その度、手書きでやっていたのですが、連動できたら便利だなーと思っていたところMisocaで領収書発行機能があることを知りmisocaに移行したわけです。
(ちなみにMakeLeapsの有料プランには領収書作成機能があります)
そもそもfreee自体が現金でのお金のやり取りをあまり推薦してませんから、領収書を発行する機会があまりないよって方はfreeeで十分だと思います。
1位 Misoca
そして、現在使っているのがmisocaです。コイツかわいいです。
見積書、請求書、領収書を作るのが無料でできます。
クライアント数にも制限もなく、郵送代行サービスもあります。1通180円(税込)です。
確定申告のfreeeとも連動できますし、ぼくが使いたい機能がぜんぶ詰まっています。
最初からMisocaを使っていたらよかったのに…と今では思いますが、おかげでこんなレポートを書くことができたんですからね。
これはこれでよかったのかな…
ちなみMisocaは売掛金の回収保証サービスもあります。
今年も曖昧になってお金がもらえなかった仕事
新規取引で急いで納品したお菓子…しかしなかなか振り込まれず、電話を繰り返し7ヶ月後にやっと振り込まれたカフェ…(7万円も!)
そう考えると、このは売掛金の回収保証サービスは、有料ですがいいのかもしれない。
払われない代金を回収するのは中小企業にとっては手間も労力もかかります。新規企業とも取引したいけど、不安な場合は使う価値ありということで導入を検討中です。
というわけで、ぼくのおすすめはMisoca!
無料で必要な機能が全部あります!
見た目も使いやすいです。1番ポップなデザインで文字がでかくて見やすい!
クラウド請求書・見積書・納品書管理サービス Misoca(みそか)
まとめ
というわけで、ぼくはしばらく、請求書~領収書まではMisocaで作成し、そのデータをFreeeへ取り込むスタイルでいこうと思っています。
ぼくの場合は、見積書や領収書が必要だったので、Misocaを使っていますが、領収書が必要ない人にはfreeeでもMakeLeapsでもいいと思います。
どれも使っている時には、不便を感じませんでした。
まだExcelで使っている方は、確定申告のデータを取り込むのができるだけでもオンライン請求書サービスを使う価値があると思います。
ぼくは来年の確定申告は、freeeの使い方を熟知しているfreee認定の税理士さんにアカウント共有をして確定申告に臨もうと思います。
おすすめはMisoca無料で必要な機能が全部あります!
クラウド請求書・見積書・納品書管理サービス Misoca(みそか)