FIFA クラブW杯でビデオ判定を試験的導入へ

FIFA クラブW杯でビデオ判定を試験的導入へ
サッカーの試合中に審判の判定を補完するためのビデオ判定について、FIFA=国際サッカー連盟は、主催大会では初めて、8日、開幕するクラブワールドカップで試験的に導入することになりました。
ビデオ判定は、誤審を防ぐことを目的に試合を左右する重要な判定についてのみ行われ、ゴールやペナルティーキック、レッドカードなどの判定についてビデオ解析室で試合映像を見ている補助審判が映像で得られた情報をピッチにいる審判に伝えるものです。

このビデオ判定について、FIFAは7日、8日から日本で始まるクラブワールドカップで試験的に導入することを明らかにしました。

FIFAが主催する大会でビデオ判定を導入するのは初めてで、元オランダ代表のフォワードでFIFAの技術部門の責任者のファンバステン氏は「われわれは未知の領域に足を踏み込むことになるが、この試験導入はビデオ判定が効果があるか、または改良の余地があるかを判断するかけがえのないものだ」と歴史的な取り組みの意義を述べています。

ビデオ判定の導入をめぐっては、ことし3月にサッカーの競技規則を定める国際サッカー評議会が試験的に導入する方針を決めていて、FIFAと国際サッカー評議会の協力の下、フランス、イタリアなど12の国のサッカー協会が2年間の試験導入に参加することが決定しています。