鹿児島 トカラ列島近海で地震相次ぐ

8日午後8時ごろから、鹿児島県のトカラ列島近海を震源とする地震が相次ぎ、午後9時半までに震度1以上の揺れを観測する地震が9回発生しています。気象庁は、しばらくの間、地震活動が続くおそれがあるとして今後の活動に注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、8日午後7時59分ごろ、鹿児島県のトカラ列島近海を震源とするマグニチュード3.6の地震があり、いずれも鹿児島県の小宝島で震度3の揺れを観測したほか、宝島で震度2を観測しました。
その後も午後8時39分ごろ、小宝島で再び震度3の揺れを観測する地震が起きるなどトカラ列島近海を震源とする地震が相次ぎ、午後9時半までに震度1以上の揺れを観測する地震が9回発生しています。

気象庁によりますと、トカラ列島近海では、7日も午前6時前に震度2や1の揺れを観測する地震が合わせて4回起きるなど、数日前から地震活動が活発になっているということです。
トカラ列島近海では、いったん地震が起きると、その後相次いで発生する傾向があり、ことし7月4日から8月3日にかけてのおよそ1か月間にも震度1以上の揺れを22回観測しました。
気象庁は、しばらくの間、地震活動が続くおそれがあるとして今後の活動に注意するよう呼びかけています。