蹴球探訪
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【スポーツ】[フィギュア]宮原知子がマルセイユ入り 精神面鍛えロシア勢に対抗2016年12月7日 紙面から
【マルセイユ(フランス)兼田康次】フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(8日開幕=日本時間9日)に出場する宮原知子(さとこ、18)=関大=が6日、試合会場のある当地入りした。昨季の2位に続く2年連続の表彰台を狙う日本女子のエースは「読書パワー」で気合十分。また、ジュニアGPファイナルに出場する坂本花織(16)=神戸ク、本田真凜(15)=大阪・関大中、紀平梨花(14)=関大ク=もそろってマルセイユ入りした。 読書パワーで2年連続の表彰台ゲットだ。10時間以上に及ぶフライトを終えて現地入りした宮原は「疲れはありません。体調はバッチリです」とニッコリ。日本女子では唯一GPファイナルに出場するエースが自信を持っているにはワケがある。旅のお供として選んだ「参考書」をしっかり読み込んでいた。 「半分は読みました。すごく勉強になることがありました。試合で生かしたいですね」 大阪・伊丹空港から羽田、ドイツ・フランクフルトを経由してマルセイユ入りした今回のフライト。出発前に手にした「超訳孫子の兵法『最後に勝つ人』の絶対ルール」を読む時間はたっぷりあったという。コーチから勧められたというこの本は古代中国の書物「孫子」をもとに「強者になるには一定の法則がある」というビジネス書。今の宮原に必要なものだった。 今季のGPシリーズは第6戦NHK杯(札幌)で2位に入って2年連続のファイナル進出を決めたが、昨季ほどの安定感がない。特にジャンプは前戦のSPでは3回転ルッツで転倒、フリーでも回転不足を判定されるなど苦しんでいる。練習ではスロー映像を見ても回転できているのに本番ではできない。練習通りにする方法の一つがメンタル面の強化だった。 「自分らしい演技をしたい」と話す宮原にとって、昨季の世界女王・メドベージェワやポゴリラヤら4人のロシア勢の壁は高い。だが、ベストのパフォーマンスを披露できれば、決して越えられない壁ではない。 PR情報
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