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【ゴルフ】

堀川未来夢が来季前半戦出場権を獲得 QT「もう来たくない」

2016年12月7日 紙面から

来季前半のツアー出場権を得た堀川未来夢=ココパリゾートクラブ白山ヴィレッジGCで(JGTO提供)

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◇男子ゴルフファイナルQT<最終日>

 男子ゴルフで来季のツアー出場権を争うファイナルクォリファイングトーナメント(ファイナルQT)最終日は6日、津市のココパリゾートクラブ白山ヴィレッジGCクイーンC(7048ヤード、パー72)に97選手が参加して行われ、今季のツアーでシード権を失った堀川未来夢(みくむ、23)=ウエーブ・エナジー=ら上位35選手が来季ツアー前半戦の出場権を得た。本紙で紙上レッスンをしている桑原克典(47)=ミズノ=はプレーオフで敗れた。競技は6日間のストロークプレーで行われた。

 来季前半戦のツアー出場権は得たものの、後味は良くなかった。通算17アンダーの14位でファイナルQTを終えた堀川は「最後の2日間がともに1オーバー。反省が残るQTだった」と少し残念そうな表情を見せた。

 予選ラウンド(第1〜4日)では今季シード選手の貫禄を見せた。4日目に64をマークするなど好調で4位通過。ただ、最終日は10メートル以上の強風に見舞われた。「朝から風が強く、どうなることかと思って前半のはじめは、ばたばたした」といい、1、3番でボギーと苦しい立ち上がり。その後の3バーディーで盛り返したものの、後半はノーバーディー、2ボギーでスコアを落とした。

 一昨年のファイナルQTで13位に入り、ツアー出場権を得た2015年はシード権を獲得。ツアー外競技ながら、ネスレ日本プロゴルフマッチプレー選手権では石川遼に勝ったことでも話題になった。だが、今季は出場した23試合でトップ10入りは1度だけ。11試合で予選落ちするなど、順風満帆だったプロ生活が一転、頓挫した。

 ツアーへの生き残りが懸かるQTは独特の緊張感があり、堀川も「QTはツアーよりも一打一打が重たいから嫌。来年はもう来たくない」と話していた。間もなく24歳となり、若手から中堅へと立場が変わりつつある。6試合程度の出場が見込まれる来季の前半戦で、少しでもシード復帰へ近づきたい。(堤誠人)

 

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