婦人病や癌をも引き起こす経皮毒と環境ホルモン
昔に比べて子宮筋腫や卵巣脳腫、生理の異常などの婦人病が若い女性に増えています。環境ホルモンによる化学物質は、経皮毒の作用によって体内に入りやすくなり、女性の場合は女性ホルモンであるエストロゲンと似た環境ホルモンによって体内のホルモンバランスが崩れ婦人病を引き起こします。
また経皮毒は、原因が解明されていない病気や、アトピーなどのアレルギー、生殖機能の異常による不妊症などとも関係があるのではないかと言われています。では一体、経皮毒とはなんでしょうか?
経皮毒とは
皮膚を通して体内に界面活性剤などの有害物質が入り皮膚だけにとどまらず内臓まで侵していくことです。化粧品、シャンプー、リンス、ボディーソープ、入浴剤、洗剤や歯磨き粉など毎日使っている日用品に、体に悪影響を及ぼす有害化学物質が含まれています。
この有害化学物質は分子量が小さく、皮膚から吸収されると体の脂肪の多いところに蓄積されます。女性は子宮や胸、男性は前立腺や肝臓で、これらは特に『ガン』という病気を引き起こしやすくなります。
環境ホルモンのように人間の体内でホルモンと同じような作用を引き起こす化学物質は、少量でも大きな影響を与えます。ホルモンバランスが崩れるだけではなく、脳神経系や生殖機能へも悪影響を与えます。
自分や大切な人のために出来ること
また最近では恐ろしいことに、へその緒や羊水から環境ホルモンが検出されているというショッキングな報告もあり、お母さんのお腹からシャンプーの匂いのする赤ちゃんが産まれてくることが増えているようです。
なぜなら、近年の合成化学物質は分子量が小さく簡単に胎盤を通過するため、お母さんの皮膚から入った有害物質が子宮の胎児にも影響を与えるということです。
洗濯や台所で使う合成洗剤を石鹸に切り替えたり、洗剤の量を減らしたり、化粧品やシャンプーなど皮膚に触れるものは安心で安全な物に変えるなど健康的な衣食住を意識してみましょう。
経皮毒を意識することは、川や海を汚さないなど環境問題にも繋がっていきますね。
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