自家製ベーコンの作り方♡コツやおすすめアイテムも!
レシピ
本格的なベーコンの簡単な作り方を紹介したいと思います。自家製のベーコンを作れれば、お酒のおつまみやおかずなど様々なところで役立ちます。塩抜きの方法や燻製しないやり方、おすすめのスモーカーなども合わせて紹介します。
肉をカットする
自家製ベーコンを作ってみたい♡
バーベキューや、自宅で燻製にチャレンジする人が最近増えていることを知っていますか?とくに肉厚の自家製ベーコンの美味しさは格別です。自分好みの厚さや香りにしたり…でも少しハードルは高いかも?と感じている人は多いのでは?今回はそんな人のために意外と簡単な自家製ベーコンの作り方を丁寧に説明していきます!
目次
★ベーコン作りは2つの種類がある!
乾塩法
塩、砂糖、スパイスなどを直接肉にすり込んだあと、空気に触れないようにして置いておく方法です。失敗するリスクもありますが、うまくできれば旨みがぐっと凝縮された味わいになります。
湿塩法
塩、砂糖、スパイスなど、あらかじめ使用する調味料を溶かしたソミュール液やピックル液と呼ばれる液に肉を漬け、ジップロックなどで密封して置いておく方法です。浸かり方が均一になりやすいという利点があります。
★自家製ベーコンの作り方コツ
まんべんなく肉刺しをする
塩をはじめとした調味料をしっかり染みこませるためにも、ここで手を抜いてはいけません。専用の器具を使うとよりまんべんなくできますが、フォークやアイスピックなどでも代用できます。
肉をカットする
だいたい一塊220gぐらいにしておきましょう。
塩漬けが程よく染み込む大きさです。
塩漬け
乾塩法
砂糖→塩→胡椒など(香辛料)の順に漬けていきましょう。
塩の量はまんべんなく、多めに揉み込んでください。
湿塩法
ソミュール液に漬けます。
ソミュール液の作り方は
鍋に水と塩、砂糖、胡椒などの香辛料を入れ弱火にかけます。
弱火にかけながら、混ぜましょう。
沸騰直前に火を止め、冷ましたら完成です。
ソミュール液の材料 水・・・1,000ml 粗塩・・・150g(水の15%) 三温糖・・・75g(粗塩の半分) ブラックペッパー・・・50g コリアンダー・・・50g ナツメグ・・・10g オールスパイス・・・10g ローリエ・・・1枚 にんにく・・・1欠片(スライス)
真空パック
ジップロックなどでしっかり真空密閉してください。
乾塩法は血肉や水分が出るので、キッチンペーパー等でくるんでからやる方法もあります。
冷蔵庫で寝かせます
定期的に上下を入れ替えて寝かせると塩漬けがよりうまくいきます。
最低一日は冷蔵庫に寝かせておきましょう。
塩抜き
ボウルや鍋に水をためて浸け置きしておく方法と、ボウルや鍋などに入れた状態でその中に流水を流しさらし続ける方法があります。
後者の方が早く終わりますが、その分水道代もかかりますので一長一短です。
乾燥
塩漬け、塩抜きで肉に染み込んだ水分を、ここで飛ばします。軽く表面の水分を拭き取ったら、外に吊るして乾燥させます。
吊るすためにS字フック、虫やゴミを避けるために干し網があると便利。
夏は外で乾かすと痛む可能性がありますので、室内に吊るし、扇風機の風などで乾燥させるという手もあります。
★いよいよ燻製を作ろう
①熱乾燥
70℃から80℃(約一時間)
こちらの工程は必ずしも行わなくても構いませんが、より肉が乾燥し、燻煙がやりやすくなります。70~80℃を目安に、1時間ほど行いましょう。
②チップに火をつける
チップに火をつけ、燻製器の下へ置きます。チップの場合は、他に熱源(炭など)が必要になり、さらに場合によっては適宜継ぎ足す必要もあります。
③燻煙
いよいよスモークです。温度は60~80℃、時間は3~5時間といったところですが、肉の量や好みによっても変わってきますので、実際に行っていく中で自分にとって最適な温度と時間をぜひ見つけてください。ただし、80℃は超えないよう、常に気を付けていた方がいいでしょう。
燻煙が終わったら…
早速適度に冷まして食べてもおいしいですが、一晩寝かせるとさらに味がなじみます。長期保存をしたい場合は、この段階でしっかりと密封しておきましょう。
★動画で学ぼう!ベーコンの作り方
燻製大好き 自家製ベーコンの作り方 全行程ノーカット - YouTube
ベーコン作りをひと通り見せてくれている動画。まずはこちらで全体の流れを掴みましょう!
★お手製の薫製機が作れちゃう
燻製器の作り方【コメリHowtoなび】 - YouTube
自作する方法もあり、段ボールでも作ることができます。これなら、アウトドアの際にも燻製器を持ち運ぶ必要がなく、便利です。
★おすすめの燻製器
ソト(SOTO) いぶし処 スモークスターターキット ST-124SK 3,980円
- 出典: http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BD%E3%83%88-SOTO-%E3%81%84%E3%81%B6%E3%81%97%E5%87%A6-%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88-ST-124SK/dp/B002CZOMVY%3FSubscriptionId%3DAKIAJVJOGJEIVLRMF6TQ%26tag%3Dkaumodirect-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB002CZOMVY
燻製器(スモーカー)と言うと値段が高いイメージがあるかもしれませんが、こちらのようにお手軽価格で入手できるものもあります。
ソト(SOTO) 燻家 スモークハウス 998円
ダンボール仕様の薫製機もお手頃な価格で売られています。まずはこういった使い捨ての物で試してみるのも良いかもしれません♪
★おすすめのスモークチップ
尾上製作所(ONOE) スモークチップ サクラ 500g ON-1323 452円
進誠産業 スモークチップ ホワイトオーク NoS-851 648円
★おすすめのアイテム
薫製温度計 778円
★【予備知識】パンチェッタの作り方
ここまでは燻製ベーコンの作り方について説明してきましたが、燻製しない生ベーコン、いわゆるパンチェッタも、実は簡単に自作することができるのです。下ごしらえの工程は大体同じですので、ここからはパンチェッタ作りならではのポイントと、燻製ベーコンとは違う工程についてご紹介します。
ポイント①:塩の量を考える
パンチェッタは燻製ベーコンと違い、塩抜きを行いません。したがって、塩を始めとする調味料の量は、燻製ベーコン以上に慎重に考える必要があります。あくまでひとつの目安としてですが、塩の量は肉の重量に対して5~10%程度と考えましょう。
ポイント②:血抜きをしっかりと行う
まずはジップロックなど、密封できる袋に入れて、冷蔵庫で一晩寝かせます。その後、出てきたドリップを捨て、肉もキッチンペーパーなどで吹きます。この当たりの作業は、特に衛生面にご注意を。
ポイント③:脱水シートを使い、定期的に交換する
一晩寝かせて水気を切ったら、脱水シートにくるんでさらに寝かせます。念のため、さらにラップを巻いておくとベター。寝かせ始めは1、2日に1回シートを取り替え、徐々に回数を減らしていきます。食べ頃になるまでは2~3週間ほどかかります。
業務用ピチット 32R(32枚ロール) 2,160円(※2015/08/07現在)
少々お値段は高いですが、脱水にはこちらがおすすめ。パンチェッタ作りだけでなく、燻製するベーコンにも十分活用できます。ある程度大きい肉を使用するならばサイズの大きい業務用を。
いかがでしたか?
ベーコンやパンチェッタが、意外と個人でも簡単に作れるということがお分かりいただけたでしょうか。 必要な材料や道具を揃えるのに多少なりともお金はかかりますが、できたてはそれらに見合う以上のおいしさです! 興味を持たれた方はぜひ一度、試してみては?