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児童のノート「悪い例」 掲示の教諭注意

 高松市内の小学校で今年5月、教諭が悪いノートの書き方として児童1人のノートを黒板に掲示し、クラスの他の児童に問題点を指摘させていたことが7日、市教委への取材で分かった。児童はノートを取り戻した際、制止しようとした教諭ともみあって軽傷を負った。市教委は不適切な指導として教諭を口頭で厳重注意した。

     市教委によると、教諭は児童の宿題のノートを黒板に磁石で掲示し、複数のクラスメートに問題点を指摘させた。授業後は、ノートを取り戻した児童の体に手をかけ、児童の首付近にその手が当たってすり傷を負わせた。教諭は更に体をつかみ、手を離した際に児童は前のめりに転倒した。

     教諭は校長に当日報告し、児童宅を訪れて児童と保護者に謝罪。クラスの全児童にも翌日謝罪した。この児童はその後も登校を続けているという。

     市教委の久保朗・学校教育課長は「悪い例を示す指導もあるが、子どもを特定できるようなやり方は不適切。『見せしめ』と取られても仕方なく、配慮が足りなかった」と説明している。【植松晃一】

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